色の立方体 

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色の立方体

 いよいよ待望の「色」そのものについて、見て行くことにします。
まづ「カラーボックス」を目の前に置いて下さい。(作ってない人は引き返して下さい!)。
 (お帰りの時間を少しとります)hi

 では、再開します。貴方のボックスと上の図柄は合っていますか?(まづ確認です)←OKですね、ではゴーゴー

(色の発生)
 「色の違いが何故起こるか」について
(従来の色彩では) 基本を3原色論(光ならば加法混色、色料なら減法混色)に置き、反射や透過で色光が選別され偏るために(色)が発生する。発光機器の演色性など‥特異な色光を発生する、ということで、色を作る光がある、でした。
 (本講座で進まれた方)には、答えは明白です。→「色彩は頭脳が作り出すもの、光の雨を目で受け、光の分布状態を計測し、頭脳が判断して最終的に決めるのが(色)ですネ。

(色の要素)
 頭脳には、複数の(色要素)の信号を受けて、色を判断する(変換処理機能)があると思われます。 色要素のセンサーは、自分の受持ち帯域用の感度特性を持った、光量測定のセンサーです、 具体的には、網膜にある錐体(L・M・S)と桿体細胞です(感度特性については前章で検討された)。

(カラーボックス)
 この色変換処理を模式化したのが、お手元の(カラーボックス)ということです。
 では早速にボックスの概観を観察して見ましょう。(予習した人はスイスイ)

1、正六面体で、8頂点、6面、稜線が12、あります。
2、各部の色配置は決まっています(左右完全逆配置の立方体が別にある)
3、頂点の色を原色とします(赤・茜・白・黄・黒・青・空・緑)←(茜・空は通称マゼンタ・シアン←漢字1字化)

*、 今後(とくに断らない場合)の通常のボックス置きかた{手前下(黒)・手前上(赤)・上奥(白)}とします。
4、6つの面と四隅の色
 場所 (面)  四隅の色(右回り)
  上 (R面), 赤→茜→白→黄
  右 (M面)、 茜→赤→黒→青
  左 (Y面)、 黄→緑→黒→赤
  右奥(B面)、 青→空→白→茜
  左奥(G面)、 緑→黄→白→空
  底 (C面)、 空→青→黒→緑