色彩度の取扱 


 色彩度の取扱

 (三値の最大)
 いま或る色の実座標,P=(Rx、Gy、Bz)が与えられたとします。
* 三つの値のうち最大は(仮にRxとする)は、中心から遠く、表面に最も近付いています。(三値に同じ係数を掛けて(Rx*K、K=1.0〜XX)徐々に拡大して行くと、Rx→1 となったとき、(中心点と実座標を結んだ延長線が、表面に到着した)。
* このときの、軸名(R)が、表面の色面を示しています。
* このときの、到着点が「表面色調」で、
* 三値の最大値は、そのままで「色彩度」の値です。

 (実座標を→色に)
 測定結果や指定色(として実座標)が与えられたとき、これがどんな色なのか(色のイメージを作る)を考えて見ましょう。

 実座標値は、 P=(xyz)です。(x・y・zは、≧0で、x>y>z とします。 負ならRGBをCMYに変える)
 三つのうちの最大は、→Rxです。 {x}の値は色彩度です。
 中心点とPを結んだ延長線は、{R}面に出ます。
 R面での座標値は、実座標の(1/x倍)で少し大きくなります。
 R面のP’(表面の色調)は、Gy’=Gy/x、Bz’=Bz/x になります。

 (指定の色を→実座標に)
 色は、(表面色調と色彩度)なので、この値が示された場合の(実際の色位置)は、
  実座標=表面色調 *色彩度  です。

(画像における色彩度)
 画像のばあい、個々の画素は夫々が異なった色(色調と色彩度)をしています。
従って色彩度の調整は、画面の一律操作(仮に50%下げる)と言っても、(個々の画素の調整量が違うので)、 画素毎に個々の調整計算を行います。
 従来の色調整のように、画面の色要素を一斉に動かすようなことはありません