球形変換 


 球形変換

 頂点の色を上から眺めると②図のように見えます。中心部分の六角形は3面の集まり(3つの色グループ)です。
 しかしこれは正確な解析用の話で、人の目には「色に段差は無く連続変化している」ように見えます。(視覚の中に、球形変換(中心からの距離を演算する)機能がありそうです)
 立体の中心に電球を置いて照らすと、外の球形ドームに天球模様が映ります(プラネタリューム)。


(球形変換)
 いま表面色調(RxGyBz)の色があるとして、
 中心からの距離は P=√{(x^2)+(y^2)+(z^2)}です、←(1より大きい)
 いま、P点座標値を値(P)で割ると P'=(x・y・z)/P 、P'は中心に向かって縮小します。
 (xyz)の値を色々と変えれば(立方体に内接する球形)になります。

極座標
 立方体の球形変換によって、これまでの立方体を球面極座標として(経度・緯度のように)扱えます。 位置の距離関係には誤差が出ますが、角度関係は正しく保たれています。
 これによって3面だった頂点が、同一極座標面(回転円板)に乗り、中心に向う色彩度は全て(引力のように)面に垂直と考えることが出来ます。

(完全色調整)
 頂点の色を極座標の中心に置けば、(垂直の色彩度、極に向かう色濃度、回転で横にずれる色調)の三者はお互いに直交するので、相互の干渉はありません。

* 従来からの夢だった「完全な色調整」が実現可能になりました。