2010-01-01から1年間の記事一覧

 新しい色の世界へ 

新しい色の世界へ 私達が目にする「色」が、(何なのか?見える訳は?)をこれまで皆と一緒に探ってきました。 従来の(正道の色彩学)に敢えて反発・無視し、筆者の主張を強引に押し広げてきました。 (こちらの方が正しく判り易い‥と思うから)← 筆者の意図…

 標準の色配置 

標準の色配置(色の基準は全く無い) この講座は色の話なので、正しい色をお届けしたいのですが旨く行きません。音を上げてメーカに問い合わせました。 スキャナは(器械自体のセンサーの特性による)とのことで、同一メーカでも機種によって色の基準は違う…

 色の分布 

センサーの周波数 今可視光線帯域を(400〜800)テラヘルツとして、丁度中間の566テラヘルツを(緑)、更に2分割して476テラに(赤)、645テラに(青)センサーを、図示のように配置します。 (センサーの夫々の中心周波数と感度特性です)。(色別の感度) 組み…

 センサーの配置 

センサーのフィルタ特性 光の雨量計については何度か触れてきました(参照、2月23日、4月6日)。 雨量計に溜まるのは、光の粒の総数(光量)です、(本当の雨の場合は、全部を纏めた総雨量ですが)、今回は光の周波数別の分布を知りたいのです。 そのため3つの…

 色の発生 

色の発生 色は頭脳(目と頭の共同作業)で作られる(物によらない)がハッキリしました。予め色の配置があって,測った光の強さを、適当に当て嵌めているのでした。 どんな配置があって・どんな要素が色を決めるのか?を明らかにしたいのです。(色を決める要…

 視細胞の働き 

解像度 昨日の話は「適当な明るさ範囲を切り取って、明るい所は白から顕色系を・暗い所を灰色から黒に描く」でした。(何だかトンデモナイ所へ皆を連れてきた気がする‥ ←カゼ薬のせいかも?、落着いて本題に帰し、大至急(色作り)に向かいます ←アスタン&ス…

 CMYは仮想色 

CMYは仮想色 CMYは仮想の色(黒色は何者?) お月さんや星が昼間見えないのは、周りが明る過ぎるからで、月(満ち欠けは別)や星の光は一定です。 或る光の(明るい暗い)は周りとの対比で決まるので、それ自身の明るさではありません。 階段下や木陰の…

 補色と元色 

補色と元色 補色と元色(画像の変化と差分データ) 画像データの平均値は、(画像の部分変化により)毎回値が違っています、このままで差分値を求めると、大方のデータは変化がないのに差分値が変わってしまい、そのままでは(画面表示がふらつく)ことになり…

 差分と同期 

) 差分と同期 (画像の明暗範囲) 人の目の明暗の範囲は非常に広く、一枚の画像範囲(10〜数十倍程度)ではとうていカバー出来ません。予め一定の明暗範囲を決めて画像を切り抜きます(超えた範囲が、黒潰れ・白飛び)。 従って画像は、(画像データ)との(…

 画像の作成 

画像の作成(ビットマップ図形) 画面をグラフ用紙のように縦横に細かく分割し、桝目の一つづつを画素と呼びます。(分割数を増やすほど図形は正確に詳しくなるが、情報量が大きく扱い難くなる) 画素の位置は(左上から右へ) 第0行(0列、1列、2列‥ ‥n…

 対数圧縮 

7(対数圧縮) 目が扱う明るさの範囲は非常に広く(〜何千万倍。参照、3月27日)、123‥→の歩進では、数が大きくなり扱い難く不便です。 光の強さを「指数表示」←(目盛りの並び方は「対数圧縮」)することで、明暗どんな明るさでも(同じスケールで扱える…

 光の雨量計 

光の雨量計 (光量の測定) 色や形を知るために、まず光を集めることが第一です。 光は、雨のような粒がバラバラと空から降ってくるイメージです(参照、3月18日)。 雨(エネルギー)の強さを知るために、雨量を測るのですが(光は種類(周波数)によってエ…

 目の働き 

目の働き 目の構造はよく「カメラ」に例えられます。光学系については理解しやすいのですが、光を受けて(網膜)からの後の処理が(高度で複雑)です。 最近の医(解剖)学からのレポートが多く寄せられ、この方面の知見が急速に進んできました。 私たちはこの所…

 視覚の発達 

(視覚の発達) 最も下等な単細胞のアメーバも光を感じて集まります。「明暗の感知」が視覚の始まりで、次第に発達して(危険察知・食料確保‥) 確実な眼になった(→単レンズ→焦点・明暗調節)と思われます。 始めは1つだった目が、前後左右を見る、物の形を…

 散乱ー拡散度 

散乱反射 →拡散度 (散乱反射) 一般の物質表面で光が反射するとき、表面の凹凸によってあらゆる方向に光は散乱させられます。 (纏まって力を示した光も、散乱により(束の光ががバラバラの状態に)光の素子に戻ったと考えます)従ってある方向から見る光は…

 倍調波と透過光 

倍調波と透過光 倍調波と透過光 倍調波を呑み込んで戴けたでしょうか?(理屈じゃナイ‥これまで不明だった部分を埋める新しい要素←従来と違った何かを考え、その適合を探ってみるのです)*(楽器や鐘の音でもよい‥。音色には純音でない(音・響き)が混じって…

 倍調波の発生 

1 倍調波の発生 (太陽)光が物質表面で反射をし→色が見えて→物があった、ことが判ります。 物質(固体や水滴)に進入してきた光は、表面の凹凸により任意の方向に進みます(散乱・反射波)。 このとき光の(反射・屈折・消耗)などが、(周波数←波長)によって…

 色の質感 

色の質感 これまで、色の現象(見え方)とその元の(光の物理)を追ってきました。 目が捉えた光は色々の情報処理(検出・波長帯域分解・情報比較・伝達。保存)が行われ、最終的に(色)情報に組み直されて見ています。 この処理課程を通じて、従来の三原色(三種…

 反射 

反射1、全(鏡面)反射と呼ばれるもので「入射・反射角、レベル・波長などもすべて等しい‥」と(勝手に卒業)する人が多いのですが、反射点の状況・光の角度によっては「偏光・位相反転」などの問題が起こります。2、(左下図)の鏡面の振れ ― によって(反射光線…

 透過光 

透過光(写真の説明 1、波みの発生。 2、シャボン玉(光の干渉)。 3、スリットによる回折現象。 4、水溶液の透過光(印刷ではムリだった)。 5、夜景は直接光と透過光ばかり。 6、虹の光は散乱光(光自体はハッキリしない)(透過光) 物質の表面での反…

 光の屈折 

光の屈折(屈折の法則)←①図 光の屈折・反射など ←(予講2月10日) 図のように異なる媒質の境界に波が進入するとき、波の一部は反射し、残りが屈折して次の媒質(Ⅱ)へ進みます(屈折は、媒質Ⅱで(光の進行速度が遅れる)ために起こります)。 電磁波では真空も…

 明るさの範囲 

明るさの範囲 人の目には、昼・夜向きの二段階があるようです(予講、2月16)。 具体的な明るさの様子が、上図に示されています。それにしても目が取扱う明るさの範囲は広く(上図で3200万倍)にもなります。 このような広い明暗の範囲を、一枚の画像や写真で…

 実際の明るさ 

実際の明るさ 実際のの明るさ) 理屈ではなく(実際の明かり)に少し慣れておきましょう。1、室内や運動場・道路などの一般的な照明では(距離の2乗則)が間違いなく適用されます。(大原則)2、蛍光灯が無かった昔、100W電球は明かりの代表選手でした…

 明るさの基本 

明るさの基本 我々はごく普通に、(明暗は光の強弱による)と思っています。しかし「明暗」は(人の目が感じた明るさ←比視感度)と言われる(心理物理量)です。 見えない光(紫外線や赤外線)もあり、本当の「光の強弱」は(物理レベル)の話です。 (明るさと…

 光の強さと明るさ 

324 光の強さと明るさ (手元の書物では)(光の強さ)についての説明は見当たらず、カンデラ・ルーメンといった「明るさの話」ばかりです。(赤外線や紫外線では明るくない)ように、明るさは人が感じる(感覚の大小)です。 「光の強さ(エネルギー量←ジュー…

 太陽光の色光環 

太陽光色光環 (光にも倍調波がある‥ 寝てはユメ・起きてはウツツ‥)の筆者ですが、道具ナシでは(証拠物件を出す)ことが出来ません、(クヤシィー、何とかならないものか?)と辺りを見廻して‥(倍調波) もし倍調波の系列が存在するとなれば、可視光線の基…

 フーリエ級数と倍調波 

フーリエ級数と倍調波 倍調波 音のハーモニー(調和)について(予講、2月18・19)でお話しましたが、自然の波は常に多くの調波を含んでおり、純粋の正弦波は人工の波(無線やレーザー)に限られます。 かりに自然で正弦波が出来たたとしても、進行中の障害(圧…

 表示法で見方が変わる 

表示法で見方が変わる 光の表示法 今日の話は(波長と周波数の関係)ですが(予講、2月24を参照)に掲載ズミなので、ちょっと横道に外れて(肩振り←小会話)タイムです。 このような(数値換算や%表示など)では計算尺が便利です。一度の操作だけで一々計算…

 可視光線の範囲 

可視光線の範囲 これまで(光は電磁波)と言われ、波長は早く(色彩開拓時代)から測られてきました。 可視光線の範囲(約380nm〜780nm付近まで)が、その後変わる様子はありません。 赤外線写真(※)や赤外線望遠鏡まであるのだから、可視光域以…

スペクトル

スペクトル 本講でも最初に「スペクトル(太陽光)」を掲載しましたが、今日はその詳細です。 上の図には、アチコチに邪魔な線(黒い部分は光がナイ)がありますが、フラウンフォーファー線(暗線)と呼びます。 右図に更に詳細が出ていますが、太陽の光線には…