視覚の発達 

(視覚の発達)
 最も下等な単細胞のアメーバも光を感じて集まります。「明暗の感知」が視覚の始まりで、次第に発達して(危険察知・食料確保‥) 確実な眼になった(→単レンズ→焦点・明暗調節)と思われます。
 始めは1つだった目が、前後左右を見る、物の形を見るために次第に眼の数を増やし、トンボのような複眼(望遠鏡を敷き詰めたような‥)方式が出来たのでしょう。
 我々の眼は単眼(2つ)ですが、網膜と言う構造で受光素子を並べて)画像をキャッチしています。

(色々の視覚)
 トンビなどの鳥は大空を舞いながら小さな昆虫の動きをキャッチする、磯の魚は揺れ動く波や藻の中で捕食する。など‥優れた動態視力を持つものが居ます。
 昆虫では人と違った波長帯域で動作していることが報告されています。 蝙蝠やイルカは、眼でなく優れた音響のレーダーを装備しているようです。
 中には、擬態や変色で眼を眩ます者や、煙幕を張って逃げる者など‥(ホトホト‥感心します)
 みんな夫々、自分に合った機能を工夫し、実にに旨く発達させているようですネ。

(人の視覚)
 我々人の目を他の動物(目玉のあるもの)と比較して、それほど変わった方式や優れた構造には見えません。
 しかし我々の眼が(カメラと大きく違う)点は、画像取得の方法やその後の処理の仕方にあります。
 単に画像の処理に留まらず画像の保存(記憶)や、保存・仮想画像との比較・検索など利用面が視覚に大きく関わっているようです。

 (昼の目と夜の目)
 自動車でトンネルに入ると一瞬真っ暗で何も見えません、そのうち目が慣れ(明暗順応)てきますが、暗い方への動作移行には時間がかかるようです。
 網膜には、3種の錐体細胞(LMS)があり、明るい光で色彩を扱っており、昼の目に対応しており、
 他に非常に数の多くの桿体細胞があり(夜でも物をを識別できる)高感度で(暗順応←夜の目)に対応するようですが、詳細検討はこれからです。

 人は、外からの情報の8割以上も、眼から得ているようです(目玉の後ろの神経はヤケに太かった)。
 人の目は他の動物よりチットは優れている(頭でっかちを考慮して)ような気もするですが‥(そうしときまショ、何もかもアカンタレではチト淋しいもん‥hi)。 ←筆者は先天的に目が悪く(斜視手術)オカゲで見え方に関して皆んなと違う経験をして来た)