散乱ー拡散度 


 散乱反射 →拡散度

(散乱反射)
 一般の物質表面で光が反射するとき、表面の凹凸によってあらゆる方向に光は散乱させられます。
 (纏まって力を示した光も、散乱により(束の光ががバラバラの状態に)光の素子に戻ったと考えます)従ってある方向から見る光は、一(反射)点だけでなく(反射)面の全体の力が集まったものです。
私たちはここから(立体的に球形状に)広がる光を見ています。(つまりここで光が再構成された)ことになります。
 反射光が遠くへ届かない理由は、強度計算で「(反射点)からの拡散を再計算(距離の2乗則)し直す」ことが、決定的な要因です。

1、太陽光の場合(距離が桁違いに大きい)ため拡散度は無視して(距離-レベル変化)はないとします。
2、光源の直接光や透過光(夜良く見える)は、距離則に従って拡散します(大原則)。
3、近傍の景色や照明の場合、距離の2乗で光が減衰します(大原則ですが)、計算の出発点を考慮すると
3A、(ン百Luxの明るさの提灯も→ン百メートル程度しか届かなかった)
3B、(散乱反射光による色の世界=昼の景色も、近くはハッキリ見えていますが
3C、(遠くの光は弱く)全体的に見ているだけです)
3D、(飛行機や人かげも遠く小さくなると、暗くて見えなくなる)
3E、(夜目・遠目というが‥→夜目の感度が特別高い)のではなく(昼の光達距離が意外に短い)感じですネ
4、ということで、本当によく見えるのは(ごく身近な範囲)に限られ(後はマアマア)です。
(この項 ― 判ってから、筆者もオドロキです)。

(反射率)
 いま、100Wの電球があり、1メートルのところに直径2センチの白いラムネ玉があるとします。半径1メートルの表面積は、4π(13)平方㍍、玉が光を受ける面積は(半径1センチ、3*1万分の一平方㍍)だから、光源の4万分の1の光(2.5ミリワット)の電球に相当します(全く暗い、←ミリワットはイヤホンの電力)
(散乱光は、四方へ再発射なので(桁違いに弱まる)のが当然です。(お月さんの光は到底太陽に及ばない ←アタリマエ‥?)

 (分光分布)は光の反射率(出力/入力)ではありません、白紙との比較なので(対白紙出力比)です。
※(蛍光色のオドカシ)反射率200%‥云々はわざわざ誤りを誘うための騙しのテクニック(セッカクのニュースがウソの見本に)です。