倍調波と透過光 

倍調波と透過光

 倍調波と透過光

 倍調波を呑み込んで戴けたでしょうか?(理屈じゃナイ‥これまで不明だった部分を埋める新しい要素←従来と違った何かを考え、その適合を探ってみるのです)

*(楽器や鐘の音でもよい‥。音色には純音でない(音・響き)が混じっていることを感覚的に掴んで下さい)
* 蛍光色、超高温の色温度(ガスバーナの無色炎)(新素材発光)など、色がナイのにムラムラする感じ(域外光線)
*「透過光 ― 色ガラス・セロファンウイスキーなどの液体の光」の(色の落ち着き・冷たさ、染み出たような透き通った感じ)と
 「反射光 ― 昼間の建物や景色・物の材質感、の「白混じりの明るさ・ザラザラ感・各色の主張や刺激感‥」との比較etc‥  
 感じが掴めたら、筆者の提案(自分なりに別のものを考えてもよい)を検討してみるのです。
(眼を瞑っても・イヤでも、後から判ってもいいのだから‥)ここはムリにでも通過してヨ

 →多くを書いても反ってヤヤコシクなりそうです. 上のことを実物で感じてチョ ←これで「分からん」と言われたらお手上げだ!!‥が、

(追伸) きょうの話は、前に製作した「カラーボックス」と見比べながら聞いて下さい(マダの人、大至急に作って‥、間もなく色の組立ではナシでは理解できないヨ)

(色の新要素)
 昨日のグラフは(可視光線域+倍調波帯域)のグラフで、可視光帯域を3分割しその高次の倍調波の分布を示したものでした。
 視覚の「色センサー(であると考え)」L(赤)・M(緑)・S(青)に三つの帯域を割り当て、光の分布に応じた信号を取り出し色を組み立てていると考えます。←(LMSの3錐体、後述)
 倍調波域(広いが)を一纏めにして(上と同様に)全ての倍調波域の分布が信号として取出し、これも「色を構成する一つの要素」と考えます。
 基本波があれば必ず倍調波が存在します。倍調波にも相当なエネルギーがあるので、第4番目の色要素として常に働くことになります。

(倍調波信号―明暗)
 LMSは色信号で、3つの色は相互に影響しないとして、お互いに直角方向をとることにします。
 三色を合わせると(白黒の強弱)になるので、3軸の中間が「白黒方向」になります。
 倍調波信号は、LMS全ての倍調波を含むため(全色を合わせた)白黒軸に割り当てることにします。この信号を(白黒と区別するため)「明暗信号」と呼びます

(散乱光と透過光)
 熱擾乱などで発生したばかりの光や散乱反射した光は多くの倍調波を持っています。
 上空の空気層などを潜り抜けると(高い周波数成分は失われ・基本波成分の多い)透過光に変わります。
 倍調波成分と基本波の多少は、比率の問題で片方だけはありません。
 だから普通に物を見るとき「透過光と反射光(倍調波)は同時に見ている」のです。  
 普通、ガラスなどの色光を透過光と言ってますが、地表に到達した太陽光も空気層の透過光です、青空・夕日などもそれ自体は反射光でしたが目に入るまでに空気層でかなり透過されています)