実際の明るさ
実際の明るさ
実際のの明るさ) 理屈ではなく(実際の明かり)に少し慣れておきましょう。
1、室内や運動場・道路などの一般的な照明では(距離の2乗則)が間違いなく適用されます。(大原則)
2、蛍光灯が無かった昔、100W電球は明かりの代表選手でした。1mで100Lux(マブシカッタ)、10mで1Lux,100mならコンマ01Lux(月き明かり)、1kmではコンマ0001Lux(星明りより1桁下蛍の光よりまだ暗いよネ‥)。 どんなに明るい看板でも(距離則に縛られて)遠くには届かず(せいぜいン百mが限度)です。
3A,(電球を入れた)お宮の提灯はすぐ暗くなるのに、奥宮の(山頂の電灯は)数キロ離れてもハッキリ確認出来ます(筆者はこれが不思議だった)
直径1mの提灯に100W電球を入れると、表面の明かりは400Luxです、2百mも行くとコンマ01Luxで見えなくなります。
Lux(ある場所の明るさのことで、その場所に来ている光の量(ルーメン)で示される、その場所にある物はこの明かりで見る)
3B,電球自体の明るさに着目しましょう、電球を半径5センチの円板の光源と見ると、電球表面の明るさは400倍も明るくなり、電球だけが光って見えるのです(他所から見た電球だけの明るさです)。
←(さらに遠距離の暗い所では、光の総量比較になり、理論的には差は無くなりますが‥現在の夜の明かるさでは追い切れないデス)
実際の明るさ ←(間違えないように)
4、「ネオンサインは明るくないのに遠くへ届く」と思ったのですが‥。
遠くからネオンサインの近くまで、注視しながら近付くと‥→近付く程に光の中心に白線が入り→更に近くでは白にネオン色の縁取りになる。 原則どうり近くでは光が(明るく白)かったので(強い)を見落としていたようです。(色光は、強いほど白く色が無くなるので誤りやすい)
5、灯台は遠くの船に光を届けるために特別の工夫をしています。 点光源として電球を使用し(蛍光灯ではダメ)、この光をレンズに集め平行光線にして(拡散による減衰が無くなる)沖に向かって回転照射しています。
自動車のヘッドライトや探照灯も、拡散する光を反射鏡で凝縮して(明るく線状に見え)ますが(平行光ではありません)灯台の光達距離(100キロ以下、地表の曲率で決まる)には到底及びせん。
6、航空標識や鉄道の信号灯 これらの灯火は(赤・緑など原色の透過光)を使っています。一般に我々が見る景(色)は反射・散乱光によるもので、遠距離への透過力が明らかに違います(二者の違いは後述します)
7、遠くへ飛去った飛行機や遠くの人は(小さくなって見えない)のではなく(暗くなって見えない)のです(周りの景色を取り入れて見るため(暗くなった?)気がしていないのです)。
光を集められる望遠鏡なら(飛行機や人・昼の星)も見ることが出来ます。明るい暗いは(周りとの比較)の問題で(光の量)ではないのです。
8、建物の中や木陰の人物など、その場所では暗くないのに離れた所からは暗くて見えません。ハーフミラーや格子の中も同じですが、外からでは暗く(黒く)て見えません。(周りが明るいと、比較で暗くなって見えません)
9、夜の星で、光の強さでは限界以下の星が(望遠鏡などで確認してから)長時間待つと見えて来る(光の蓄積)が考えられます。