透過光 


透過光

(写真の説明  1、波みの発生。 2、シャボン玉(光の干渉)。 3、スリットによる回折現象。
 4、水溶液の透過光(印刷ではムリだった)。 5、夜景は直接光と透過光ばかり。
 6、虹の光は散乱光(光自体はハッキリしない)

(透過光)
 物質の表面での反射を免れ内部に侵入した光は、徐々に減衰するが、更に奥深く進入を続けるものもいます。

1、固体(金属や石‥)は分子が密で(一部は表面で反射←表面色)するが、殆どの光は(エネルギーを失い消滅)通り抜けは出来ません。
2、分子が整列している結晶では(分子構造に波長の合った光)だけが屈折・通過をします(宝石など‥色は決まっている)。
3、気体では、分子はイオン(電離)状態でお互いに離れ離れに散らばっており、光の通過は自由です(反射が無い←無色透明)
3、液体は、分子間に隙間が多く光の通路はかなりの自由度があります。透過液に進入した光は色料の分子構造に衝突し(波長選択と減衰を受け)ながら媒質中を通過することになります。
 このときの波長選択特性(一定の波長=周波数・帯域濾波特性など‥)は物質の構造から決まります。
 この媒質の減衰(率)特性は、溶け込んだ透過物質(顔料・染料など‥)濃度で決まります。

 教会の色ガラス・セロハンや、液体(ワイン・ウィスキーの琥珀色‥)を通り抜けた光などで「やや冷たく落ち着いたキレイな色光」です。
※ 固溶体(ガラスや樹脂などで、外形は固定しているが中身は溶けた状態で分子は動ける状態にある)

(透過光の特徴)
1、 上記のフィルターで透過された出力光です。一定の波長に整理され倍調波を持たない(少ない)ためキレイな澄んだ色をしています。
2、低い周波数の基本波域のみの波で(透過力が強い)、倍調波がなく空中の塵などによる減衰が少ない。
3、フィルター効果では、物質の分子並びや構造などで(進路・位相や偏波面‥が揃えられ)遠距離へ到達する。
 ←拡散度が下がる(光の強度−(距離による拡散減衰)は並行光線では起こらない)

これまで(透過光)については、現象の説明だけで(特徴やその起因への言及)は見当たりません。
 上記の説明は、(可聴帯域の音波や無線電波帯域の混変調、調波理論など‥)からの筆者の類推です。 
 さらにみんなで論議を深め、←機材のある所では(現象の確認)をして欲しいのです。