反射 


反射

1、全(鏡面)反射と呼ばれるもので「入射・反射角、レベル・波長などもすべて等しい‥」と(勝手に卒業)する人が多いのですが、反射点の状況・光の角度によっては「偏光・位相反転」などの問題が起こります。

2、(左下図)の鏡面の振れ ― によって(反射光線は2倍に振られる)ですが、散乱反射では、図②のような上面反射だけでなく、さらに広範囲の反射を考慮すべきことを示しています。

3、②図は、散乱の場合の(反射角度の分布)を示しています(半球型もある)。入射角度で反射状況が変わる場合もあります。 また光の角度によって色が異なり(反射光の波長分布)を求める場合も出てきます。

4、③図は、(偏光)についての説明ですが、偏光特性を利用した光操作の機器(デジカメやテレビなど‥)が増えつつあります。

5、全反射(⑤⑥図)の説明です。②の光は上へ出たが、④の光は出ることが出来ません。③はその臨界角度です。応用の例が⑥ですが、海・湖沼の色も周りの色が全反射で溶け込んでいます。

6、以上、「色彩の基礎」として必要な(光の物理←参照・高校物理の基礎)を取り上げてきました。


今後について)

 これから「新しい色彩学の詳細」に踏み込んで行くことになります、難しくはない積りですが、これまでの(アプローチ)とは異なる面は出そうです。(むしろ楽しく即効的な実地が多くなると思うヨ)
 これまでの筆者の(思考・姿勢)を追ってくれた方には無理はない筈ですが‥(←難しくはありません。視点の置き所と感覚を磨き方だと思います ←理工系でなく色彩・感覚派向きにイクつもりですが‥)。別の立場に留まっておられては(理解出来ない)事態もあり得るとは思います。 ヤヤコシイ話はここまで‥では、スローアヘッド!