差分と同期 


 差分と同期

(画像の明暗範囲)
 人の目の明暗の範囲は非常に広く、一枚の画像範囲(10〜数十倍程度)ではとうていカバー出来ません。予め一定の明暗範囲を決めて画像を切り抜きます(超えた範囲が、黒潰れ・白飛び)。 従って画像は、(画像データ)との(明るさ基準)の二つで組になります。

(平均値と偏差)
 画像全体を掃引して、まず全画素のデータの、積算値→平均値→偏差値など‥を求めます。 平均値は全体の明るさレベル、偏差値が画面用のデータです。これを送れば →頭脳側に元と同じ複製画像を再現することが出来ます。
 平均値は、明るさのレベルの基準値になります(昼夜の明るさに対応)。画像データは基準レベルを中心に(明暗範囲内の)+−データです。

(差分情報)
 目が見る景色は動画と呼ばれます。しかし動画は実は、次々と変わる静止画の連続です。
 動画のばあい(連続画像の前後)よく似ており急な変化はありません。 だから毎回新たな画像を作り直すより、前回の画像から変更部分を修正した方が(データ量も少なく早く仕上がり)ます。
 実際に、毎回送るデータは(全画像データ)ではなく、最新画像の変化部分(差分)だけが送られます。

(同期の検証)
 明暗の修正値データのみの送受なら、(原本→コピーへ)が確実なら狂いは出ない筈ですが。 実際には(画面内容が全面更新、明暗レベルが急変化した)など、また(各色画面の中点と明暗の中点が合わない)場合、現在画像と設定レベルにズレが起こります。(どの位置に違いが出ても、動画なのでいずれ更新される)

(修正機能)
 画像内容と色や明暗(のレベル設定)に矛盾がないか?‥などチェックをし、カラー画像のレベル合わせを行う機能が必要です。
 これが、(元色(灰色)のバランス調整であり、補色(陽性・陰性の+−)画面になります。