補色と元色 

補色と元色

 補色と元色

(画像の変化と差分データ)
 画像データの平均値は、(画像の部分変化により)毎回値が違っています、このままで差分値を求めると、大方のデータは変化がないのに差分値が変わってしまい、そのままでは(画面表示がふらつく)ことになります。
 そのため、前回のデータを予め提示して(変化がない)か、あれば(変動値はいくらか?)という求め方をします。
 待ち受けには、前回データの正負を反転しておきます、(-)データと新データと合わせれば、「変化ナシは(0)」「変化ありが新情報」として得られます。

(補色の発生)
 画像データを保存するのに、明瞭な強力画像そのままでは、データが大きいので(対数圧縮をかけて)小さなデータに変換して正負を反転して保存する、と思います。
 このときの反転データが「補色」です。強力データを見せておいて急にはずすと、そこに見えたのが待ち受けデータの(補色画面)です。

(補色)
 補色の説明には大抵(原色の色環)が示されますが、補色は、二つの色が(元色点に対照の関係)を言うのです、だから全ての色に補色は存在します。
 (新色彩では、或る色と中心(元色)を結ぶ線は同一色(種)で、中心を越えて向こうの対称位置が補色になります)

(元色点)
 元色は、理論的には(補色の中点・全色の混合‥)で灰色ですが、実際には、データ取得ごとに(平均値比較・隣接データとの適合、前回データとの比較、過去データや仮想データとの比較‥)などを行って自身の適合を探ります。そのため、元色点(灰色)は、(決まった一つの値でなく)常に激しく変動しているのです。
 上のグラフで(128)付近は(灰色のはずが)僅かな値の変化でも色が変わりやすい。

(元色を見る)
 今直ちに目を瞑って下さい!。何が見えましたか?‥。「何も見えない?、そんな筈はありません、明る過ぎなら手で覆って、もう一度目を瞑って下さい‥」
 そうです! (ピカピカ・もやもや、赤・黄・緑…点いたり消えたり動いたり‥ 何がどうなのかハッキリ分かりません)、色んな色が点滅してチカチカ、・形も全く落ち着かず、動き廻っているのです。
 そうです!、それが元色(灰色)の正体です。