光の強さと明るさ 

324 光の強さと明るさ
 (手元の書物では)(光の強さ)についての説明は見当たらず、カンデラ・ルーメンといった「明るさの話」ばかりです。(赤外線や紫外線では明るくない)ように、明るさは人が感じる(感覚の大小)です。
「光の強さ(エネルギー量←ジュール)とは明らかに違います(取扱いに注意デス)。 光の強さに(一般的な表示法・単位がない?)なんて変な話です‥ネ、

 ここで一つ「電気の話」をしましょう。
 先日、静電気の話をしました、下敷きを衣服でこすると何万ボルトもの電圧が容易に発生します。髪の毛ぐらいは、引っ張リますが大した仕事は出来ません、ピッと放電させると終わりです。
 一方蓄電池は電圧は低い(高くても24ボルト)が電流(アンペア)が多いと感電死することもあります。
 電気の仕事量、電力(W)=電圧(V)×電流(A) なのです(電気代はキロWで請求がくる)。

 雨で考えて見ましょう、(参照、予講2月23日)
「ヒドイ雨に降られてネ‥」はどんな雨でしょう?。(雨量が多い・大粒の雨・短時間だが激しい雨・霙混じりで大変・風が強くズブ濡れ‥)色んな雨があります。
(この場合、強度はその時々の雨の強さ。雨量は一定時間に溜まった雨の量。とハッキリ違うのです。

 光の場合「強さ」と言っても 、何がどんな状態で(多い・少ない)のか指示が要るのです。光が力を発揮するのは、エネルギー量(ジュール)です、見た目の強さ・明るさ(光量)ではないのです。 分光で赤い光が多いと驚いても(力=エネルギー)は小さい。 紫外線は見えないが(周波数が高く)強力エネルギーで僅かでも危険なのです。

1、(光量)は、一定の帯域幅・時間に集まった(光の粒数)です。←(光の粒子は数を集めないと力にならない)
2、光粒子のエネルギーは、自身の周波数に比例します
3、従って、光の(エネルギー)=(光量)×(周波数)×(帯域幅比)です。
4、帯域幅は、中心周波数に対する比率(位相角)で揃えます(※)。
4、光の強さ(エネルギーレベル)のグラフ表示は、「周波数・指数表示」が求められるのです。
  (波長では不明確で、換算が要り誤り易い)
※ 必要帯域幅は用途によって変わるものです。光の強さ(エネルギー)の場合は、中心周波数に対する分布帯域の比率(位相角)を揃えることになります。

△(測色計の表示は、強さを測っているが(一定帯域幅のため)読取値を其のまま利用することは出来ません)