視細胞の働き 


解像度

昨日の話は「適当な明るさ範囲を切り取って、明るい所は白から顕色系を・暗い所を灰色から黒に描く」でした。(何だかトンデモナイ所へ皆を連れてきた気がする‥ ←カゼ薬のせいかも?、落着いて本題に帰し、大至急(色作り)に向かいます  ←アスタン&ステディ)

(画像の解像度)
 画像の解像度は高いほど絵は精密になるが、情報量が多く扱い難くなるので用途に合わせた精度が選ばれます。 一般のテレビ・ビデオで30万画素、最新のデジタルカメラでも1千万画素程度です。

(錐体と色の分解能)
 錐体の数は650万個(3色)。1色あたり平均で200万画素(初期のデジカメ程度)画像としては甘く、やはり色専用のセンサーのようです。

(白黒との併用)
 筆者は昔、白黒写真に絵の具を塗って「天然色写真」だと遊んでました。テレビは白黒の細密写真に粗いカラー画像を乗せていますが、結構キレイだとみんな思っています。
 目の構造も、このように(白黒の精密画像と粗いカラー画像を重ねて)いると思います。

(高解像度)
 米粒の大きさはセンチ目盛りの物差しでは測れません。
 気象レーダーは遠くの雲を捉まえるため(波長の長い電波)ですが、小さい目標(の船や飛行機)を捉まえる為の舶用レーダーは(短波長の電波)です。 光学顕微鏡では光波長以下のものは見えません。
 小さい物を見る(高解像度)には、短い波長(短波長=高い周波数)の光の方が断然有理なのです。

(視細胞の働き)

 さいきん眼球の構造について医(解剖)的な所見が多く寄せられ、各パーツの(個々の働き)はかなり明らかになってきました。 相互間の連携や頭脳コンピュータとの連動動作の解明これからのようです。
 
(桿体)
 桿体は、フィルムの粒子に相当します、眼底に敷き詰められており、総数1億2千万個とか‥(画素数ではカメラと桁違い)解像度では全く文句なしです。
 筆者としては膨大なデータがどう処理できるのか?気がかりです。
 桿体は、(色の区別は無く)もっぱら(明暗や形状の認識)を受け持つようです。

1、1億2千万もの超画素数の画像処理方法 ←全データの掃引
2、単なる長時間画像保存(昔ワイヤーレコーダがあった)ではないか ←暗い星も時間蓄積で見える見える
3、輪郭抽出・画像検索・図形判定‥など、その都度保存画像で対応する
4、色感に関わる情報の処理やスペクトル性の光に対応
  など、従来は色彩心理として扱った部分の関連が多いと思う
(倍調波信号の処理)
 そのためには(可視光線域の色信号←画素数も粗い)より「倍調波信号」を受けて処理(精密画像作り)する方が、遥かに明瞭(キレイ)な画像が得られる筈です。

(錐体)
 三種類(650万個)があり、3原色動作に対応しているようです。光センサーとしての働きで、
1、錐体構造―(データ圧縮)について既に触れてきました。
2、光量分布計測用の、周波数フィルターの特性については、後に検討をして行きます。
3、中心窩付近の高密集(測距能力・解像度‥など)はこれからの課題です。

(その他)
 色んな細胞があるが、網膜に平行に広がる(水平)ものは、ごく近くを参照しながらのデータ処理や画面の掃引などに呼応した動作を行う、総数では一つの画面を構成する
 つまり、目の段階で景色に対応した画面を何枚かもっており、頭脳からの参照画面(過去記憶・仮想画像・待受け)との間で相互に演算をする(前処理)

※ 倍調波(参照、4月1日)← エイプリルフールにこの話を割振った(遊んだのは筆者だけ)が‥みんな信用してくれた。今日のカゼは遊んだ罰か? 昨日で開講73日だそうです(やはり汐どき‥73)。