色アドレス 


 色アドレス

 色の名前は昔から、花や鳥など自然の色を(色名)に使用してきました。大まかに物を示すのに便利ですが、細かい色の変化には対応できません。 全ての色を正確に表せる(系統的な色名)が求められますが‥
 現在多くの色体系があり、喧伝華やかですが、いづれも三原色や三要素を踏襲した感覚的な色扱いで、科学的な解析に向くものは見当たりせん。

(RGBデータ)
 RGBデータは(規則も明瞭でデータの抜けがなく系統的で、唯一(色名向き)でしたが、(名前と色の一致がやや悪かった)一般使用に馴染まず(技術データ)利用に限られていました。

(新色彩の配置を色名に)
 今回の新色彩の系統色名には、各色夫々の(空間的な座標位置)をそのまま(色名)として割り当てます。
従ってこの「色アドレス」は、単なる色名でなく(色位置や色の組成)を同時に表すことになります。

(色アドレスの特徴)
1、全ての色に対応しています。RGBが元なので(データ抜け)がない。
2、色名が直ちに座標位置なので、色データとして使い易い。
3、利用時も色名が示されると、即・色位置を示したことになる。
4、組織的・系統的な分類や配置が簡明で分かりよい。
5、色名と色位置のほか、実際の色‥との対応がよい。
6、光の合成、色の混合など色操作が、簡易な計算で操作性がよい

 (実際の色名の表示)
1、色光の各成分(R・G・B・C・M・Y)は、夫々の軸方向で、大きさは(0〜1.0)です。
2、かりに、一桁表示とすると、(0.1,0.2‥〜0.9を、1、2‥9と表示)
3、三成分は数値の大きい順に並べる。   ことにすると
 (r=0.2、g=0.4、y=0.9)なら → (ygr942)など表示します 

(色位置の指定)
 色名(位置)が、(ygr942)と与えられた場合、上図によって色の場所を探しましょう。
1、(ygr942)を→(色面(Y)、色彩度(0.9)、g4、r2 の4つの値にします。
2、色彩度(0.9)は、ほぼ表面近くなので(余り色は変わらない)
3、Y面の図(左上)に着目し、座標 g4、r2(中央から右下へ、黄緑+橙)を探します。
4、正方形の真ん中(面名Yがある)位置の座標値(Y1.0.0)です。ここ(Y)から辺に向かって(y0→G4)(y0→R2)へ 行きます。
* (今日の図面は、持ち歩き用にカード版が便利です)