色の見え方
(色の見え方)
貴方は「色素論ですネ・・」、と言うと皆んな 「自分は違う」 と言います(意識しないが内心で思っているガ・・)。
{第1図}は、どの本でも最初に出てくる 「色の見え方」 の話ですが、誰も疑問を持ちません。
しかしこの図は、太陽光には(天然自然に)色を持があり、その配分比率で色が変わり配分量で濃淡(強弱)が決まる・・と(色素論)を押し付け誘導されて、間違ってしまうのです。
(ベゾルト=ブリュッケ現象)
「同じ波長の光でも、明るさが違うと色(相)が違って見える・・ 」 と言うものです。 図面は、同じ色に見える波長が、明るさで変わる様子を表したものです。
太陽光には、いろんな光が有りますが、色の見え方は、明るさによって違っています。
例えば、明るい所では(625nm)の光は(橙色)に見えるのに、暗くなると(赤い色)に見えます。 明るいときは700nmの赤色が、暗くなると600未満に(黄色の方へ)移動したように見える。 緑も黄色側に移動する)
←(夜は色種が減って、単調な赤色ばかり (航空標識灯、信号、自動車のバックライトなど)に見えます)。
(色の波長が移動する)
「明るさによって 、色の波長が移動する」 のは、色素によって色が決まる(→ 色素論) にとって、何とも説明が付けられない((困った現象)だったようですネ・・ 。
この現象は、早くから知られていましたが、一般用の色彩初級者向けの本では、殆ど触れないで、素通りしているようです (←専門書には出ているが、図面掲載だけで、中身の解析や説明はナイ)。
∴ 波長の決まった物質で色を構成するのは、困難なことですし(顔料など色を探すだけでも大変なのに)、物質の配分や構成で色を決めることは、波長の到底考えられないことになります。 こんな重要なことを、隠 (黙殺) して、物事が正しく (解明) 進むハズがありません。