色に関わる光物理 


 (色に関わる光物理)
(旧色彩)
 現行の旧色彩での、色の系統的な配置や色彩取扱いルールの不備・破綻が明らかになりました。
 この旧色彩の失敗原因は(光りが色の原因)と判明したが(理解デキナイため)・・、旧三原色(色素)論を(ムリヤリ併存させた(※)・・ことにあります。
 ※ 旧色彩で、(三原色(色素)の混合配分)で全ての色が作られる」と考えましたが・・(狭帯域の原色光)は存在セズ・・間違いでした。 従って、(光りの基準や扱いルールもナク、色の系統や配置など)何も決まっていなかった・・のです。
 (色に関わる光り物理)
 とくに旧色彩は、色の基本に関して「光り物理」の初歩的な誤りが多く見受けられました。正しく色が見えるための光りの状態を、主なものから順に見て行くことにしましょう・・

*1(明暗の無視)
  旧色彩は、(光りが色の原因)を受けて、可視光線域を分割し、(色)は全て(三原色光)の混合配分の比率で(色相)が決まり、その光りを受けた物体の表面が(色を反射する)としました。
 光りの反射率で(白〜色〜黒)まで、色や明るさが異なりますが((同一色相)で(色明度)が異なる・・としました。←(白黒は、色明度に紛れ込んで無視された)
 ← (ブリュッケが早くから(明度と色の関係)を指摘しましたが・・)皆なで無視です。
 ← 現行の(等色関数)も全く同じ過ち(色相合わせ)で、明度や光量の考察がありません。
 ∴(光りの強度)は、直接光りの存否(明暗)に関わります。色の基点(色は明暗の範囲内に展開)に関わります。 ←旧色彩では、色光(強度)=色、と思ったので見逃した
*2(波長)
  旧色彩では、帯域分割の三原色(光)の配分、← 混色で色が決まる) としたので、(波長と色が対応)する・・と見て、中間の色も(波長の指定)で(色が表せる)と考えたようです。
 波長と色の対応は(大まかだし)(センサー感度ではL域とM域が重なるナド)厳密な対応ではアリマセン。

*3(帯域幅
  例えばいま、黄色い電球が(波長が575nm)で光っているとします。 このすぐ近くで(600nmの赤色電球)と(550nmの緑色電球)を重ねて点灯しました。
 このとき 旧色彩では、 この二光を(色相)だけで同じ色(等色)として扱います。
 しかし(B+C)光は、明るく輝き、とてもA光と同じ色とは思えません。 
 光りの帯域幅が広くなり,光りの流れ(光量)が多くなった、と考えています。
*4(光りのエネルギー)
 いま、ABCの強さ(光圧)を同じとして、同色2灯(2A)と、2色(B+C)を考えます。
 2Aでは、帯域幅は同じだが光のレベルが高くなる。(B+C)では光り粒子の流れ(光量)が増え・・ます。
 ∴ 筆者はここで、(エネルギーの仕事量)=(光圧)*(光流)を考えます。
 ← 突然、結果だけを出して(オドロキ)でしょうが・・このまま利用して下さい。
 ← この議論を詰めると・・量子論まで戻るので・・ココは置いて(別の機会にします)
*5(棹体の感度)
  棹体の総数は(1億2千万個)と非常に多く(夜向きの白黒高感度)と言われますが、詳しい説明はありません。
 棹体の感度囲は、錐体の全範囲より広く高感度レベルも桁違いで、明暗の全範囲に対応(絶対レベルを指示)します。さらに筆者は、単なる白黒ではなくモノカラー、高感度は光データを長時間蓄積・・と考えています。
 光りが強いときは、全体は白く明るく個々の色は明瞭です。 光りが弱いと、全体が暗く(背景が黒く)星明りが白く見えます。
 錐体センサーの動作基点(色バランスや順応など・・)は、棹体の感度で規制されます。
 ∴ ← 画素単位で混色された色も、画面全体の(色バランスや光りレベル)で変化することになります(詳細は、別の機会に・・、ここでは、画素内での混色効果に集中します)。
 (図面説明)
*、明暗の範囲は広く(26Lv)にも及びます。色は明るい昼間に限られ、づ同時に見えるのは(数Lv)程度です。
*、人の視覚は太陽光の下で発達しました。スペクトルから三原色と思われましたが・・
*、ブリュッケ図や色温度の分光分布図から(色素論)は否定されます
*、可視光線範囲を超えた(赤外線・紫外線)域の写真です。