補色と白黒 


 補色と白黒について 基本原色
 旧来の色彩学は、グラスマン則 (光の三原色)で、一応の完成を見ましたが ・・、誤った三原色 (減法混色) 理論で, 道を踏み外し、(未だに回復されないままで)、混乱の極み・・になっています。
 筆者としては、一日でも早く、誤りは訂正し度いのですが ・・(分からない人が多い)ようなので、順を追って説明して行きます。
  (補色について)
 まづ一つの実験をしましょう。 目の前に小さな鮮明な色模様(物でも図柄でもよい)を置いて、(1〜2分) 見詰めてから、瞬時に目を瞑るか・模様のない紙を見るか、して下さい。 そこに、先ほどと(反対の色模様) が見えます。
 この他、物の形を睨み付けると、輪郭がチラチラと見え隠れしています。暗い物陰で、色が反転して見えることがあります。
  (反対色) 
 すべての色を(円(色環状)に並べたとき、反対側に来る色のことで、どの色も(補色との組み)になっています。  三原色では、(赤→空色、緑→茜、青→黄色 ※1)ですが、 白と黒も (本当は色なので) お互いに補色の関係です。
 (補色の中間)
 補色は、お互いに(重ね合わせた)た中間は(灰色)です。 補色の中間を結んで円形に広げた図形が作れます (第1図)。 ←色の補間をして。連続変化に見せたのが( 6色色相環)ですが、 ←(詳細は、明日説明します)。
 全ての色は (中間が灰色なので)  ,ここを中心に結ぶと、4方八方へ立体的に広がる(色の玉)が出来ます。  ← すべての色の集まりで、子の範囲を(色空間)と呼びます。
 (中心は無色)
 補色の中間は(灰色)と思っていましたが、・・ (周辺の全色を混ぜたもので・・元色と呼んでいた)が実は(無色) でした ※2)。
 これまでは (色を外から眺めて) 色の配置を云々してきましたが・・ 、
、 色は、無色の何も無い所から、次第に色づいて、四方八方(立体放射状)に広がって行くものだったので・・ これからは、色の視点(座標基点)を、色立体の中心に置いて見て行く事になります。
 (白黒も補色)
 旧色彩(学)の誤りの根幹は、(白黒の無視)にありました。 (白と黒)は、色であり、お互いは補色の関係になっています。 黒は光が無いのではなく・・白い光があって、始めて黒が生まれて来るのです・・ 
 上の図の三原色も、中心で結ばれていますが、三原色と補色では、「明るさ(白黒度)が違うので、平面にはなりません」。 
  ☆☆  ←(この点を従来の色彩学は、完全に間違えています。 ☆☆

 ※1、 正しくは、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)と、呼ばれるものですが、字数の都合で(、空色・茜色・黄色)を使っています。 (茜)としたのは、赤紫・青紫の方が正確です。 一般の黄色は、本来(赤+緑)と呼ぶべき色です。
 ※2 (無色について)、 上に原色と補色の中間の色並びの図を、お見せしましたが・・中間点はどれも灰色です。 これは、白い紙に黒インクで描いたため、無色透明は(白黒の中間)」の色で描かれたものです。(感覚的には(白紙に真っ白)の方が分かりよいようです。 この他にも円環の中心や色立体の中心や空気の色といった所で(無色の表示)が出てくるので、注意して下さい)