三原色(加法混色)


305 三原色(加法混色)
 小学校の理科で上図の「三原色」を習います。内容はサッパリでしたが絵柄の記憶は鮮明に残っています。あれから(ン十年←当年74歳)が過ぎ、改めて学習のやり直しです。
 (光と色の三原色)が、加法混色(色光)・減法混色(色料)と名前は難しげですが内容は変わっていません。
 (色の組合せ)といえば、昔は(絵画や陶芸の世界)でしたが、最近は家庭でも色を扱う機会が(カラーテレビなど‥)多くなりました。
 三原色法は、(簡易な色扱いの手法として便利なため)広く普及していますが、色彩的には、欠陥を抱えた(白黒・明暗を無視)方式です(参照:予講)。色彩の取扱いには充分な注意が必要です。
(加法混色)
 (赤・緑・青)を(光の三原色)とし、(全ての色はこの混合)で作り出せる、とするものです。
 先に述べた(グラスマン則)などが、この方式の支えになっていますが、(白黒・明暗を無視した等色)の考え方なので、正確な色の操作・解析には使えません。
 また「加法」の言葉は、光の強さの計算法として簡易な(算術加算)を想起させますが(明るくなった)というだけです。
 実際の計算は(色光の位相角度を考えたベクトル演算)を要します。