果して三原色は正しいのか

 はたして三原色は正しいのか

(筆者の都合で、お休みを戴きました。 回転ゴマから新しく気付いたコトが有りましたか?・・ 人によって答えは異なるとは思いますが・・それらは必ず貴方の力になるモノです。大切にしましょう。←(習っても中々覚えないが、体験で得たモノは、カッチリと身に付きます)。

(三色円板 → 三原色の誤り)
 この工作で皆さんに知って欲しかったのは、現行色彩学が色の基本だと主張する「三(6)色の円板表示(色相環)は間違い・・」を確信して欲しかったのです。
[三原色の色配置(6色立体色相環)」の考え方は 学校の教科書や一般用の書籍、色彩関係の専門線も書籍やの議論も、三原色の前提と話となり、世界的にも広く普及していて・・、今や全ての人の(色彩学の基本=「色の常識」となっています。

(果して、三原色は正しいのか?・・)
 このような「現在の三原色」が、(本当に正しい)と言えるのでしょうか?・・。
 色彩学の歴史を紐解くと、約2.300年前の近代化以降、旧来の色彩技法と新しい光物理の色彩論がせめぎ合って、未だに解決を見ないものや、論理はそっちのけで、両論併記や妥協の産物が多くあります。例えば、「加減法混色(さらに中間混色を加えて混色の本質(光か色料か分らない)。色の属性(3者の整合矛盾。白黒と明度)。原色の規定・・など、何も決まったものはナイ」
  前置きが長くなりました。

(白黒と明暗)
この工作で皆さんに気付いて欲しかったのは、これまでの「三原色の説明の間違い」ですが・・、最も大きな誤りは「視覚の明暗と色の白黒を混同・取違えた」ので(白黒を色から外してしまった)ことです。
 旧色彩(旧円板には)明暗の意識はナイので、3(6)色はすべて同じ高さでしたが・・、(5月15日の図面)
 今回皆さんには、3色円板の各色の白黒度(明るさ)を意識して、高さを変えて表して貰ったのです。 (白と黒も新しい色と見て)8色が立体的に配置される、とするのです。 こちらの方が色の配置とし正しいと思いませんか?・・ 色配置の実態を追及した(PCCS)図面(5月27日)と似ていますネ。

 白黒の説明は、後日にします。 今日の重点は、感覚的な「色の明暗と(白黒)」を混同しないコト・・です。