三原色(減法混色)


306 三原色(減法混色)はない

本日はお笑いを一席‥!。エーッ「混色」とは(色光の混合)または(色料の混合)を詰めた言葉で、どちらも材料なり現象なりを(重ね合わせ・混ぜ合わせ)た筈です、合わせるは合算つまり足すことです。 さて、今日の御題は「減法混色」と言います。減法とは引き算のことですネ、(混色←混合)は良いが‥、(混引き)なんて言葉は聴いたことがないのですが‥??(ハッハッハ 怖い角はお仕舞下さいネ‥)

 染料や顔料などの着色材料は、混色するほど暗くなるので(減法混色)と説明されます。
光の三原色の補色であるC・M・Yが3原色を吸収することにより、全ての色が再現できる。
 という考え方で、三色の混合は黒になる、ハズ(がどうしてもならない)ようです。

 理論が正しいのか?‥ 色々の実験を試みた結果ですが‥ (予講208参照)
(1)色料の混合では「材料の混合比による中間混色になる」という結果です。
(2)従って(青・赤・緑)より暗い色は作れず、必ず黒を必要とする。
(3)(彩度低下)で色が無い→暗い。2色なら明るい方が優勢→中間になると暗いと思うなど心理的に判定が狂った。
(4)印刷などでは、透過光のフィルター効果(減光量の積算)を(減法混色)と見誤ったものが多くあります(後述します)。
(5)色材によっては(混合で変質する)、元色が消えたものは混合ではナイ。
   以上、「減法混色」という現象は見られず、従来の事例は(観測の誤り)と見ます。

 なおこれは従来の色彩学の(色材の減法混色)を真っ向から否定するもので、極めて重大です。
 当方での実験は(余りにも貧弱な設備・材料)です (心臓に苔?)の筆者も、これだけで「結論を」とはチョット言い難いのです。 しかるべき設備での再実験をお願いする次第です。
(減法混色を主張される方は、どのような「追試」をされたのでしょうか?)。