23、可視光線の範囲


 可視光線の範囲

 地球上のの生命はすべて、太陽からのエネルギーを受けて生活をしています。 だから私達の体や器官で(視覚=目)は、地上に届く太陽光に合わせて、発達をしてきました。 ←(最近の人工光など、長い人類の歴史からは問題外です)
 だから、太陽の光が(何んなモノ(物性)なのか?、それを何のように(受け取り処理)をして、何のように(明るさや色を)感じて、利用してきたのか?・・などを、(正しく)見極めるコトにしましょう。

可視光線範囲)
 可視光線の範囲は、大抵(780〜380nm)程度ですが(スペクトル図の両端は黒く)境界は不明瞭です。
 *、 色紙の分光図(手描きの図)は・・(曲線の赤色側分布は更に右に広い)ことを示しています。
 *、 さらに、太陽光(上)の分光図および、赤い光として電灯光(下)の分光図を示しましたが、可視光範囲の変化はどちらも緩やかで帯域変化は見られず、実際の光域は(図面外にまで)に拡がっていると思われます。
 *、 旧来の「可視光線範囲」の捉え方は、余りにも狭義に限定し過ぎる、ように思われます。

(太陽光の輻射)
 高校物理の参考書の「太陽光のスペクトル」図面を借用してきました。
 本図の波長表示単位は(μm)ですが、光範囲は(0.38〜0.78μm)です。 大気圏の吸収がありますが、地表面での強度は(300nmから急上昇し(4-500nm)辺りで鋭いピークを見せますが、ここから長波長域に向かってのレベル変化は、次第に緩やかなダラダラ下がりになっています。
 丁度780nm付近にガス吸収による急峻な減衰域が見られます。 ピークを含む強レベル範囲を(可視光範囲と)したようですが、が実際に色変化に関係する範囲は図面範囲より広いと思われます。
色温度の図)
 太陽の輻射の図は、熱擾乱(色温度曲線)の(5-6千度)に相当するので、太陽表面の温度は(逆に)この図から推定・観測をされています。

(域内の帯域分布)
(可視光範囲)内の太陽光の波長分布は、可視光全域で緩やかな傾斜や凸型を示す曲線で、三原色光のような鋭い帯域特性を示すモノは何もありません。