色温度は分布傾斜

 
 色温度は分布傾斜
 
 (色温度は、光素子の軌跡)「
 これまでの色彩学は、(可視光範囲を分割した、(赤緑青)色光が色の原因)とする「三原色論」で
 ←これが(常識だ)と皆に押し付けてきましたが・・、帯域光や色素は存在せず、すべて(架空の論議)でした。

可視光線
 私達をはじめ地上の生物はすべて、太陽からの光エネルギーを受けて生活しています。
 太陽光には(X線やβ線など危険な放射線〜紫外線も)も含まれますが・・、これら波長の短い光は、上空の大気層で殆ど吸収されて地表付近には届きません。 地表における太陽光の輻射強度は(上中図)のようになっています。

(光と色の見え方)
 図(左上角から)太陽光、電灯光、Ntランプ、測定用模擬光の4種の光で(色環模様)を見たものです。
 すぐ下の図は、太陽光と電灯光の分光分布図です。

色温度曲線)・
(中下の図)は、「色温度曲線」と呼ばれるものです。
 光はどれも(1500Thz・200nm)で発光を始め、次第に周波(回転)数を下げて行きます。
 強度は、初め色温度ピークに向かって上昇しますが、その後のエネルギー交換で減衰し、やがて消滅します。(光自身に拡散性が有りレベルは低下します)

(擾乱光の発光域の移動)
 熱擾乱光は、光源の温度上昇によって、赤から黄色・無色・青と変化し、発光のピーク波長や発光域も、低周波(長波長)域から →高周波(短波長)側へと移動します。
 * 色温度が低い場合、発光域の分布は(可視光範囲より低周波側で)可視光域からは分布域の先端が見えるだけで、分布傾斜は右上がりになっています(右下図の下の図)
 * 色温度が高い場合、発光域の分布は(可視光範囲より高周波側で)可視光域からは分布域の後端が見えるだけで、分布傾斜は左上がりになっています(右下図の上の図)
 * 中間の色温度の場合、発光域は可視光範囲を跨いで緩い凸型に拡がって、分布傾斜はありません。 
※ ← つまり、可視光範囲内の光の分布は、色温度によって、傾斜度が回転するように見えるのです

(光の分布傾斜と色)
 太陽光は(色温度が高く)青色光で(左上がりの分布傾斜)です、電灯光は(色温度が低く赤色光?で(右上がり分布傾斜)です。
 だから(可視光範囲の分布傾斜)が、光の演色性(赤・青度)を表わしていたのです。 
 右上図のように、光の分布傾斜とセンサー感度とを組み合わせて、色光の傾斜線がセンサー感度域内を通るとき(色が生じる)ことが分かります。