波長分布の傾斜 


  波長分布の傾斜

(色温度と波長分布)
これまで「波長分布」と言えば、(可視光など)一定範囲の「波長別の強度」を調べて(上図のように)グラフ化したものでした。
 しかし今回の「色温度特性は」、特異な形で(* 特定の波長の分布や帯域がナク、* 横に流れるような連続変化で、*、低温分布の上に高温分布が重なった形・・など、(通常の波長分布)とは思えません。
 だから実際は、特定の波長光が分布するのではナク、光の素子の波長は(短波長から長波長域へ移動するもので、可視光範囲を通過したとき(一瞬光る)ので、その回数(頻度)を調べたモノ(または、光素子は、どれも(色温度ピークの山形)の全域発光をする)
とします。

(光の素子のレベル変化)
 そこでいま、光はN個の小さな(光の素子)の集まりと考えます。 光の素子は、「色温度曲線の(1/N)の強さで光り、その波長変化は(色温度曲線を、左から右へなぞります。 だから、この(光の素子の集計)が(色温度曲線)になる、とするのです。

(光素子を点で表す)
 光の素子は、短波長(高周波)で発生しますが、その後周波数を下げながら(レベルは上昇後下降)し、やがて消滅しますが、 いまここで、波長やレベルが変化する光素子(1コ)を、ピークレベル位置の(1点)で表すことにします。
 光素子のレベル変化は、色温度の(1/N)なので、光素子の分布状態と色温度曲線は同じになります 

(光の寿命は一瞬)
 光素子の発光時の波長は(200nm、周波数で2千THZ ※1)程度ですが、地球上の空気や物に当たって(分散や透過)を繰り返し(※1)ながら、エネルギを失って次第に長波長(低周波数)側に移動を、繰り返して(※2)、やがて消滅します。
※1、←(波長と周波(回転)数は逆比の関係なので、「波長が長く=回転が遅く、周波数が下がる」と表現します。
※2、←(エネルギーの減衰は、分布の多い高周波側から始まり、順次低い方へ進みます。

 光速に対して地上の距離は短く、どの現象も、ホンの一瞬の出来事です。
 * 光素子は、どれも全域移動で( 特定の波長を持たず、波長やレベルを変化し)ながら光りやがて消滅する(短時間のフラッシュ光)ですが、数多く光ると(連続光のように見える)のです。

(色温度光の波長分布曲線)
 光源から放出された、光(素子)は、光源の(色)温度によって、レベル変化(分布の様子)が違います。(200nm辺り)で発光し、可視光範囲付近でピークとなり、赤外域に向かって次第に減衰する曲線です。
 ←(放射レベルは、色温度で大きく違うので)測定点での強度を揃えています。

 (可視光範囲の分布曲線)
 可視光線範囲は、(上図では左端の一部)なので、この範囲の光レベル(分布曲線)を詳細に、調べたものが(左下図)です。 → この図は(早く出され)知られていましたが(その意義が、誰も分らなかった)のです。
* 上の図では、色温度の分布は右上がり傾斜に見えますが・・レベルを揃えて詳細に観察すると、(左下図)のように、温度によって時計回りに回転するように見えます。

 (発光範囲の移動で傾斜が見える)
 上の図で、(レベルを抑えて)ピークの位置のみを見ると(高温ピークは左側、低温度では右側になり、温度によって(発光範囲が)移動しています。 いま 発光範囲が(蒲鉾型)とすれば
*、高温度なら、分布は短波長域なので、可視光範囲からでは、分布の裾野が(左上がり傾斜)に見えるだけです
*、低温度なら、分布は長波長側なので、可視光範囲からでは、分布の始りが(右上がり傾斜)に見えるだけです
*、中温度なら、分布は(水平または・緩い凸型で)ピーク位置は可視光範囲に居ます。

(分布傾斜と色)
※、これまでの色彩学は、可視光範囲を3分割した(帯域色光)が(色の原因は)、としてきましたが(光にそんな区別はナク)、これまでの色彩学は、すべてが空想論だったのです。

☆☆ 光はどれも、発光時の(温度)で決まる(波長分布特性)を持っていますが、の(可視光範囲の傾斜度)が「色に関わる要因」と考えられます。
 新しい色の原理で(少しヤヤコシイが)大切な所です・・、もう少し詳しく調べて見ることにしましょう。