可視光線の範囲 


可視光線の範囲     
可視光線の範囲)
 私達地球上の生物は、仁和太陽の光で生活をしています。だから視覚を考えるに当たって、太陽光の組成や、光が地表や目に到達するまでの様子を知ることが大切になります。
 昨日の図は、地表に届いた光を調べた結果でしたが・・
 これまでは、色として見えた範囲を(可視光線)として扱ってきましたが、・・ 最近は、人工の光線による、野菜の促成栽培や、殺菌灯、特殊放電ランプ、レーザー光による工業利用など、従来の可視光線とは(性質の異なる光)が利用面が開発され、・・ ており、 (可視光線が光の範囲)は全く通用しなくなっています。
 筆者も(数年前に)、太陽観測の天文台に 「可視光線の範囲と色について」 照会をしました・・。 「可視光線とされる(両端)範囲を超えて、光の存在を確認していますが・・、色の範囲は(暗くなって)確認出来ない」 という答えでした。

(視覚の色範囲)
 最近の、色彩学では、人の分光感度を(380〜700nm )に決めつけて (←等色関数)います(が?・・理由が有りません)。
 新色彩では、従来の可視光線範囲を(両方に超えた)広範囲を感知する・・としています。
 旧来の色彩機器は(狭い範囲しか計測出来ない物が)多い)ので、・・いずれ有効な光範囲は、改定されることになるでしょう

(電磁波の範囲と可視光線域)
 「光は電磁波の一種だ」 として、初級の書物で、必ず紹介される図面です(上段の図と中段のカラーの図)。
 しかしこの図の目盛り幅を、よく見て下さい。 上の図は波長の並びが指数表示(比率)ですが、カラーの(および下の)図面)は、(波長数値目盛り)そのままの表示で、上図の部分拡大ではありません。
 ←「可視光線光範囲が狭い」ことを示すつもりでしょうが・・正しく描かれた図面は皆無でした(私の知る限り)、科学書ですから間違いはイケマセン)
 → 多くの人が、波長目盛り扱いで(赤色域が間延びし、青色域が詰まった(間違った表示)ことを意識せず、気付いていないことが問題なのです
 
(太陽輻射の図)
 下の図で、太陽輻射(エネルギー量)を表しています。 可視光線範囲(色を付けた)は、エネルギー量の多い帯域を狙って展開されていることがよく分かります。
 また太陽光は、熱擾乱による光で、青緑域にピークがあるが、赤色側に向かって減衰する(特定のパターン)であることも見ておいて下さい(後述)。
 一番外側の大きな曲線が、地球大気の外側)の光分布(衛星観測)です。 中の凸凹曲線が「地表に到達した光の分布です(2線の差が大気層の吸収(空の色)ですネ)