光の拡散と距離減衰
(光の拡散と距離減衰)
(光の距離減衰)
光は光源を出ると、立体放射状に四方八方へ拡がり、遠くへ行くほど光は減衰して、弱くなります。
球体の表面積は距離の2乗変化なので、光の強さは、「光源からの距離に反比例して弱まる」が(絶対的な原則)になります。
(照明計算)
家庭内の照明やその他(運動場や劇場など)すべての照明計算も、この原則から外れることは出来ません(※)
(光の明るさ)
(1)光束 光源から総ての方向に出る光りの量、ルーメン/W(ワット)で表します
(2)光度 光源から出る光の強さ(カンデラ)です.
(3)輝度 ある面の輝きの強さ(平方メートル)単位です。
(4)照度 光で照らされた場所の明るさで、ルーメン/(平方メートル)、
とのこと、(色々コネ回してくれたけど、原則以外は余り使いそうもありません)もっと実務的に考えましょう
(光束)
数多くの光が束になって出る(光束)と考えると、光源から遠のく程光束の密度が減るので(光源距離の逆数)を拡散度とします。
(拡散度と距離減衰)
太陽からの光は、超遠距離で、この上なく拡散が大きい光で、少々の距離が遠くなっても強度は変化しません。
近距離光源の場合、光の拡散度が低く(距離当たりの減衰度が大きく)光りは遠くへは殆ど届きません。
※ ←(灯台では、レンズの焦点位置に発光源を置き、平行光線を創り出して光達距離を稼いでいます。自動車のヘッドライトも同じ)
(夜景は光源光ばかり)
←(夜の信号灯や山上の電灯など(直接光や透過光)は、遠くからでもよく見えるのに、大阪城など(夜間照明の景色)は遠距離には届かず近くでしか見えません。
(透過光と散乱反射光)
透過光は、(低拡散度を保って、物質外へ脱出した光)なので、遠距離に届く透明感が有り、余り減衰をしません 反射散乱光は、ここが第2の発光源として(拡散度が再計算されるので)距離減衰が大きく遠くには届きません。
(近くの距離感)
人の目は(左右)両目で、ステレオ感を作るとされていますが、片目でも、この散乱反射光の強度で距離感を感じるようです。