色料・物質は色フィルター 

 

 色料や物質は色フィルター

 いままで、光は点光源から直線状に進み、物体に反射して明暗や色を作る・・としてきましたが、太陽からの光が、総ての物質の表面で透過散乱(一部は散乱反射もある)されたものが目に届き(このとき波長によって透過や散乱の程度が異なり)これが「色」として判定されるのでした。
 だからすべての物は(一定の屈折率(色・無色も)を持ち光に影響(反応)するカラーフィルターだったのです。

(カラーフィルター)
 絵の具などの色料は、色を塗る(付加する)のではナク、白紙から(自分と反対の色)を(吸収・減衰)させる物質(材料)・・←(つまり色調整用の波長フィィルタ(濾波器)だったのです。
 一般に「波長フィルターは」その目的から、ある波長域(周波数)を境目(遮断周波数)として、それ以上(または以下)の信号などを、通過(または遮断)させるものです。
 ←(以上は、分かり難いので・・)(例えば) ある色を境に、より短波長(高周波=青色)側を遮断・減衰させて、より長波長(低周波=赤色)側の信号をを実際に利用しようとする・・、モノです。

 (フィルターの特性)
 だからフィルターは、色々の信号や材料が有るとき、一定の条件を設けて(適合の可否や大小・有無などを判定し)取捨選択をするものです。
 波長フィルターでは、低域(または高域)を通さない遮断フィルタや、(または通過させる)通過フィルタや、両者を組み合わせた、帯域通過型などのフィルターが使われます。
 光と色に関するフィルターでは、実際には(遮断波長)と遮断特性(尖鋭度)が問題です。

 (カラーフィルタ)
 これまでの色彩学では、可視光線範囲を3分割した三原色(色光)で光を考えてきましたが、実際の光の分布範囲は遙かに広く・・、三原色は存在せず(帯域論は間違い・)、遮断周波数や傾斜度・域外の抑圧度ど(感度差)などが問題で、これ迄のフィルター論大よその傾向論で、数値的には「かなりいい加減な話」になって居たようです。
 (ローパスフィルター)
 例えば、いま赤外線範囲を完全に(通過)制御できる(ローパスフィルター)があるとして・・、ローパスレスの写真は、可視光範囲だけの写真だとします。
 8月18日の、(三原色の分布傾斜)の図面を見て下さい。赤外線範囲を切り捨てると、赤色傾斜が無くなり、色バランスが崩れた(緑と青色だけ)の写真になります。
 しかし実際に(ローパスやレス)の写真が殆ど色違いが無く写っているるらしいので、このフィルターは、傾斜が緩く実際には殆どフィルターの役目を果してはイナイようです

 ← 紫外線写真や赤外線写真を見ると、赤色域や青色域が(ピント)ボケしたり強調されたりしてますが、一般写真と較べてそれほど大き違いはナク、フィルターの効果が疑われます