現行は心理4原色

(現行の色彩は心理4原色)
 新しい色彩を考えるに当たって、旧色彩の「三原色」を放棄して欲しいとして、とくに(=色素論)の不具合について説明をしてきましたが・・、之は何も特別な話ではナク、色彩界の誰もが承知している話です。
 この(三原色の不具合)は、(多くの人が気付き)改めようとした筈ですが ・・ほぼ常識化した三原色論(の権威に反論する勇気がナイ)(に対抗できる有力な代替え案がナイ)・・などからその侭で・・現在まで引き継がれているモノです。
 ← (三原色は、、実態的には内容がナイ・・カゲロウのようなものです)。 現在、本気で三原色を説く人(も居ますが、お人好しのアマチャンで、不勉強で判断力を持たないイカレポンチ)なのです。

 (心理4原色)
 これまで、色の原理として三原色や(補色6原色)を採り上げてきましたが、実際の色配置は(赤と緑、青と黄色)の(心理4原色)が、最も有力とされています。
 *、 はじめは、人には「光の波長の違いを色として感じる能力がある」としていたのですが、これでは数多くのセンサーが必要になります・・、
 *、(ニュートンのスペクトル実験)を受けて、光の三元色説とも合流して3種類(赤緑青)色を感じるセンサー(受容器)があり、この3信号によって色が作られる・・とする(ヤング・ヘルムホルツ)の三原色説が、ほぼ確定的なモノとされてきました。
 *、その後、黄色が非常に強力で(独立の原色)だとドイツのへリングが反対色説を主張し、現在の「色覚モデル(段階説)」が作られました。

(現行の色配置)
 いずれにせよ、現在の色彩学には、「科学的な根拠や纏まった論理や決まり」は一切なく皆んなが「好き勝手の言いたい放題」です、事象の説明には、都合のヨイ所だけを(つまみ食い)で並べる、コトになっています。
 従って「色の配置やそのルール」についても、コレといった決まりはなく・・、現在は「マンセルやオストワルト(日本ではPCCS)」が、何となく主流となっています。

(RGBデータ)
 近年の工業(電気・光学)方面から発達した「RGBによるデータ表示法は、(色彩表示の方法として、認められていませんが)・・、工業用の(全色を扱えるデータ)としてほぼ完全に働いており、「色を数値的に扱う」面では優れた有効な方法です。
 色の素性を知る上で、非常に大切な要素が有ると思われます。