28、色紙の反射率

(色紙の反射)
 上図の左側は(俗に)色紙の反射率と呼ばれますが(入出力光)共に数値レベルが無く(率)になっていません。
元々用紙の反射なので上限(100%で頭打ち)で不正確です。 ←(左下図)の白紙の反射のように曖昧です。 また光がナイのが黒色の筈ですが(低レベルの迷走光)が残り不正確です。
 次に左側の小図面は(左上から、スペクトル、赤.茜.黄.緑.青.空、白、黒)色ですが、
 *、赤と黄色(白の図も)見て下さい、実際の色帯域は枠外にも(特に赤色側)広がっています。
 *、表示レベル上部が頭打ちで、中間レベルの変化が強調され(急峻)に見えます
 *、傾斜部分は、(右上がりの遮断波長が左へ移動する)ように見えます
 *、青・空色図からは、(右下がりの遮断波長が右へ移動する)ように見えます
つまり本図の、低レベル部は(高感度に)拡大され過ぎています。
中間レベルの変化も高感度で、或る程度 利用可能ですが(要注意)
        高レベル部分は極端に(圧縮)され、寸詰まり(台型)なので要注意です。←右の電灯光分布が左(黄色図)のように見えています
 ※ 従って、本来の光の分布)は(中図)のように(直線的で緩やか)ですが、色紙では違う図柄に変化している・・のデス。 ←(色の違いは直線的な傾斜度で、帯域別の主張はウソツキです)

(太陽光と電灯光の色温度
 (右上の図)は、太陽光と電灯光の光分布の図ですが(これは可視光線範囲に限った分布で)熱擾乱光分布の(裾野の一部)を見ているに過ぎなかった、ことを示しています。←(実帯域は遥かに広い)

(傾斜度の回転)
 熱擾乱による色温度光は(発光源から見た場合)、温度によって(ピーク波長やレベル)が大きく変化します。
 (目が見る光は一定範囲のレベルなので)、いま光のレベルを揃えて調べると色温度よって(中下図)のように分布傾斜が回転するように見えます。

(傾斜度と光の分布)
 「色温度曲線の傾斜が色がを表す」と言ったので、即(傾斜度=色)と受け取らないで下さい(要注意)。
← 前項は、一定レベルの場合の色温度光の比較であって、光のレベルが変わると傾斜は変わるのです。
 例えば、いま右上がり急傾斜の赤色光の場合で・・、光子1コなら光は弱く(ほぼ基線と同じ)平坦ですが、光が次第に強く(光子の数が多く)なると、右上がりの傾斜が強くなってきます、(同じ色温度光でも全体レベルによって傾斜度は変わるのです)。
 したって、通常の混合色は、いろんな傾斜度の集積なので(平均化されて)殆ど平坦に見える場合が多いのです。