29、光の挙動

 ≪ 旧色彩の誤りの原因は、物理を軽(敵)視したシタコトです。(難しいことを並べるのではナク、実際の現象を素直に正しく捉えるコトが大切です ≫

(スペクトル分光図)
 「ニュートンの分光実験(1666)」は余りにも有名で、色彩書のトップに必ず出てきます。
 可視光線範囲の両端まで色が塗られているが(実際には端は色が見えない)(スクリーンで色が見えるが途中は見えない)(プリズムを出るときの光路が違う)などの・・、(詳細は別にしても)
 熱擾乱光では(固定波長がナク、波長別分解は出来ない)、波長帯域関係の説明はすべて誤りです。「三色に見えた」と言うコトだけに留めましょう。
※ ← 特に波に関しては、大切なコトが多いが(光は難しい)ので別に説明します。

色温度変化)
  色温度の分布や回転は、旧来の固定した光観念(単一波長光)では、理解できません。
 熱擾乱光の分布については、旧来の単一波長光では(朝夕陽、昼間の青空)の色変化がが(赤外域から紫外線域に)「広範囲に移動」した結果でした。
 (屈折と反射)
 中高校の物理教科書に「ホイヘンスの屈折原理(※)」として説明されています。 原理は簡単なのでシッカリとオサエテ下さい。 ※ ←(例えば上の図で、空気から水に光が入った時水中で(光の速度が遅くなる)と考えればヨイのです。
 またこの図は(単一波の)原理説明で、実際の光では色々の波長成分があり(屈折)率角度が変わり、色の違いが起こります、

(その他の現象)
 屈折角の数値がどうの・・などの受験勉強より、この現象から凹凸レンズによる光の集中やプリズムの色分解など・・、多くの現象が派生することを学んで下さい。
(電磁波の反射) 反射は(進行方向が変わるだけ)と(勝手に卒業)しますが、(例えば、鏡の貴方の位相が反転している、別人)など知りません。
(倍角反射) 平面鏡の反射では上面の反射しか扱いませんが、(粗面では光が裏に廻る)と考えて全角度の解析が求められます
 (全反射) 水中からの照射なら(a)図面の入射光と屈折光を入替えた経路ですが(水面と平行)に近いと(c)図のように光は全反射で(水面やガラス板から出ることが出来ません)。 ←(最近の通信ケーブルや板ガラスの切り口の色)
 (レンズ) レンズでは屈折の説明(画像の拡大縮小)が出されますが、それ以外に(プリズム分光)や(干渉・偏光)など(色)調節にも使用されます。