21、グラフの見方


*グラフの見方

≪ 人の目が、どのように(色やモノを)眺めているか?・・の話をしてきました。貴方が(分かり難い)と感じるなら、大抵は「光に対する認識を間違えているから(失礼!)です≫

(光の波長表示)
 光は一体何者だろうか?・・と、研究されるようなって、光が物理現象(電磁波の一種)が明らかになり、手始めに取り掛かったのが「光の速度(30万キロ/秒)」でした。
 光の波長は(μm)以下で驚いた(当時の電波の波長は数キロメートル)ので、それから「光関係の説明はすべて波長表示」(しか知らない)になっています。
「グラフの表示や読み取り」を間違うと(トンデモナイ誤りを惹き起こす)ので注意をして下さい)

(光の領域図)
(第1図A、左上)は、広範な電磁波の波長域を示したモノですが、上行並びは(紫外線・・無線通信波など)の波長数を、指数表示(例えばテレビ放送電波はメートル単位(10の0乗など)、したものですが
 その下のスペクトル(色並び)は「波長の数値並(nm)び表示」で(上図の拡大ではありません。 ←(総ての書籍が同じ間違いで、正しい表示は皆無デス)

(音程と周期律)
 左下の(A図)は、ドレミファ音階と五線図ですが、音の周波数は、(例えば(ド)の基音は(261.6Hz)ですが、
一音階上の(レ)音は(293.7Hz)で(1.123倍)です。 だから(レミファソ・・)と6音階上がって上の(ド)音の周波数は(1.123)の6乗で丁度2倍の(523Hz)の音になります。
 このように物理(波)の現象には、倍の調波や周期に関わるモノが多く、色の場合も、赤色端から青色側へ2倍の周期律が見られます。

(光関係の波長表示)
 波(光)のエネルギー(は波長でナク周波数に比例するので)に関係する表示は(周波数のドレミファ型式)にすべきですが、世界中の色彩学者は皆んなが間違えているのです。
← (どの図でも)上図のように、赤色域は間延びして広くなり、青色域が縮んで見難くなっているので、必ず(端で2倍比)に修正をして見て下さい

(電磁波(光)の輻射強度)
右の図は、波長別の輻射(反射)強度などを示した図ですが、
どれも、どれも(波長並び)なので(長波長側が間延び)して、引き摺っています。
次に光の輻射の強度ですが、(太陽光輻射)以外は、強度レベルの数値がそのままです、私達の感覚(明るさ)や感度レベルなど・・、(頭打ちの)指数型表示が正しいモノが多くあります。

(熱擾乱光の分布)
 先日(10.27)にも説明しましたが、熱擾乱光の(色温度)分布曲線(上段中)は、横長に広く分布する光の素子が多数重なった(横棒を上に積み重ねた)モノで、 従来の、縦棒の光分布が横に並ぶのとは違うので(誤らないよう)注意をして下さい。