14、レーダー


 日本の(レンズや光学機器)の性能が良いので日本軍の視力は最高だ(※)!、と言って戦争を始めたが、実際には(暗い闇夜に飛行機や弾が飛び交って大慌て・・)、結局「日本軍はレーダー競争で敗けた」と言われています。 ※ 八木アンテナをはじめ、その他の超高周波技術(電子レンジのマグネトロンなど)は進んでいたが

(レーダー)
 レーダーの原理は(山で手を叩いて山彦が帰って来る)のと同じで、パルス状の電波を出すと近くの物や建物・景色(山)などに当たった電波が順次帰って来るので、その時間を測ると(目標物までの距離)が出せます(これがAレーダー)。
 次に方向を僅かにズラせて電波を発射して、帰り電波を受信し・・。 これを繰り返すことで扇形の地図模様を作ることが出来ます。 (Rage Around Defrection-finder)
 実際には、遠方まで探知するには長周期で大電力のパルス、精密に測るには幅の狭いパルスで短周期の繰り返しなど相反する条件もあり、複雑になります。
気象レーダーでは、雲や水滴の反射を測り、航空機や船舶が対象なら鉄・金属の探知、山などの景色など、測定対象によって電波の波長や、発射(迎)角度を変えるなど・・色々の手法が使われます。

(人の目レーダー)
 人の目は、前方の景色を動画として扱うので、現在のレーダーの技術方式(1方向データを組み上げる)では到底間に合わないので、現行のレーダーとは(全く違った技術方式)だと思われます。
 目の分解能からは、360度方向ではなく桁違いの分解能や、目のチラツキ感から1秒30〜100枚程度、画質からは明暗 差120レベルの画面など、目の取り扱い情報はまさに膨大で、現在の電子技術とは(桁違いで全く別の情報圧縮や伝送方式を採用しているだろう、と思います

(カメラ方式)
 レーダは電波の速度を利用するので、仮に世界(地球)中を測るレーダなら1方向だけでも、(1/3.75)秒を要するので、全周(360度)するのに100秒以上を要します。 ←(直接距離を測る方式は、電波速度でも到底時間的に困難です)。
 そこで常時、外の景色を網膜に写して置いて、この小画面をレーダー方式で観察をするのです。

(レーダー方式)
 テレビなどの画面は矩形なので、縦横の枡目座標を探索(縦横の掃引を組合せ)画面を組立てる(複雑な)方式でしたが、 人の目の場合、(扇を広げた回転円板のように)外の景色を捉える(レーダー方式)が基本になるだろうと思います。
 実際には、更に大幅な時間短縮のため、毎回電波の発射を繰り返すのではなく、画面中心で発信したパルスを、画面の周囲に並んだ受信点が同時に受信をして、夫々の角度分を一斉に描いて、画面を作る(並列動作)構造・方式だろうと思います。
 ← (昨日の図面は、双曲線・楕円の方式を座標掃引の例として出しました)が。片目ずつでも良く見えるので、2つの円形レーダー方式としました)