11、静止画像(色と明暗)

 * 静止画像(色と明暗)

 昨日はテレビなどの(白黒画像)の原理について説明しましたが、私達が実際に見ている画像は白黒ではなく、詳細な明暗や色の(即時動画像)を見ています。

(明暗画像)
 私達の視覚は、明暗画像が本命で、色はオマケ程度と言いました。 白黒を判別する桿体センサーは総数で1億2千万個もあり、視野範囲(百万画素として)で1画素当たり120個になるので、120諧調の明るさが識別できるコトになります。
 桿体センサーは白黒(光の有無)を判断するだけなので、システでは、画素内のセンサー補助アドレスを指定して順次呼び出して最終的に画素内で何個が感光したか?、で(光強度の程度)を測ります。
 その為、画素内のセンサー夫々の位置を示す補助番号が付けられていて、画面データの収集掃引には、補助番号を予め指定してから全アドレスの指定を行います。
 ←(つまり補助(a番)の画面がまづ作られて、次の掃引で補助(b番)の画面が作られて・・順次重ねらて、120回の掃引で完全な画像が出来るのです。

(カラー画像)
 カラー画像は原理的に、3枚の原色画像を重ねて見る、と説明されますが、実際にはアドレス指定が大変なので(3枚の画面は送らずに)、白黒画像を作る時、白黒のデータを読み込んだ直後に続けて(赤・緑・青)色データを読み込んでいます。 ←色の画面も、1色ではナク何段かの濃度があるので(仮に4段階とすると)白黒画面は完成に120回の掃引が要りますが、色の画面は4回の掃引で完成するのです。

※  実際は、動画であり、目がレーダ方式であるなどや・・「色と明暗」「画像の輪郭抽出」「画面の切り替え」など・・もっと複雑ですが・・、以上は、基本的な原理の説明です。