4、LMSセンサー感度


 * LMSセンサー感度      
(三原色の崩壊)
 (第1図)は、現行色彩学(等色関数)の「センサーの色感度(当初はRGB感度)図です。
 当初は、3種のセンサーが(色を出力する)と考えたが、2つの曲線がほぼ重なって「(帯域分割型)の三原色」の説明が出来ず全く(お手上げ状態)です。
 ←しかし現在の色彩学は、(数学的色変換の策)?を弄して、今なお(三原色を強弁・固執)し続けたままで、世界中の人を欺いているのです。

(光の分布傾斜)
 第1図は、(LとMとS)の3センサーの分光吸収率曲線の違いを示した3枚の図面を、1枚の図面に重ねて描いたモノです。 従って(使用目的や用途に合わせて必要図面を1枚ずつ選択すればヨイ)だけの話ですが・・、三原色に拘る現在の色彩学者は、(センサー感度図を、3枚に分ける)ことが出来ないらしいです。

(LMS3感度の直交配置)
 LMSセンサーには、夫々の目的に合わせたデータ集めをした筈なので、 この3つの値を、そのまま(出力感度)と考えればよく・・ ←(可笑しな工作はしない)
*1、(青色光とS感度、中上図)
 青色光は、左上がりの傾斜なので、Sセンサーが大きく反応し出力があります
*2、(赤色光とL感度、右上図)
 赤色光は、右上がりの傾斜なので、L・Mセンサー共に反応しますが、L出力が少し大きい
*3、(緑色光とM感度、中下図)
 緑色光は、水平なので、波長域による感度差は、それ程大きくは出ません

(色の立方体の出現)
(第6図)、 (LMS)3センサー夫々の感度出力(※)の値を、(RGB方式のように)直交3軸に割り当てることで(立方体型の色の配置)が出来ます。 ←(3つの色要素の組合せで色)が出来るのです。
 ☆☆ (色が配置は立方体)の根拠がこんなところにあったのです。 つまり、LMSの感度の値は、(直接の色ではないが)、色を構成するための要因(軸要素)だったのです。
 ※ ←このLMSの値が実際には、何を求めたのか?、また今の数値は比視感度なので(物理的な光の強度など)は更に検討をします。