28、図表の扱い方


 図表の扱い方

(波長扱い)
 (第1図左上)で、可視光線の範囲を無線通信の電波を比較した図面ですが、下の電磁波は10進数値の(対数)並びなのに、上の可視光範囲は波長(数)並びになっています。 このため、(小さくて分かり難いが)詳しく見ると、上の(カラー図)は。赤色域は大きく間延びして、青色域は(狭く)縮んでいます。 ←(色紙の反射)左下の図も同様に、短波長側が詰り、長波長側が間延びしています。

(波長と周波数)
 いま、ある錘を1回持ち上げたとき、(1)の力(エネルギー)が要るとすると、10回持ち上げると10倍のエネルギーが要ります。
 つまり(波のエネルギーは(波長ではナク)、振動数(=周波数)に比例するので、波の強さを比較するときは(波長並びではナク、周波数比)で表示すべきだったのです。
* 可視光範囲を(1:2)とすると、赤色域と青色域の端では帯域の実効表示幅が2倍になるように描く(オクターブ表示法)が正しいのです。
←(これを正しく描いた書物は全く在りません。世界中の皆んなが知らずに間違えています。
←(全ての色彩書で、波長表示の図表では(青色域を拡大し赤色域を縮小)して考えて下さい)

(光の強さと明るさ)
 多くの人が、「明るいときは光が強い」と簡単に考えますが、人の目は(光を倍々に強めてもそれ程明るいとは感じず(光の強さと明るさは比例せず)、むしろ対数比に感じるとされています(フェヒナー)。
 ←(色紙反射は上部が(頭打ち)で、下は寸詰まりで暗さを表現出来ていません)

色温度傾斜の回転)
 色温度によって、「分布傾斜が変わり回転する」がワカラナイ人が多いようです。
右下の図で、可視光線域(400-800)での傾斜は、どれも右上がりの傾斜に見えますが・・。
 色温度の上昇でピークの位置は、右側から左へ移動して行くのです。
*、可視光範囲を、いま仮に(700-900)だったとすると、4000度は右下がり傾斜に見えます
*、だから仮に何万度にもなって、ピーク位置が可視光範囲より、さらに短波長側(左端
)に出て行ったとすると、可視光内は右下がりの傾斜になります。