21、色彩学破綻の原因

 旧色彩の破綻の原因は、実の所は、私達自身の心の中の(色素感)にあります。

 現在の色彩学は、近世以降の(物理派と心理派の対抗の歴史)を未だに引き摺って・・、色の原因や色の基本(配置や構成)など未だに不明の儘で、統一的な(規制や体系など)は全くナク、無節操に勝手な論理が出されているだけで・・、まさに混乱の極みです。
 ←(昨日も言いましたが、(根本が違う)ので「何一つ正しいものがナイ」が実情です)
 ←(今更、三原色の悪口ではありません、ナゼ間違ったのか?、を素直に学んで欲しいのデス。

(色彩混乱の原因)
 本講のはじめにも少し触れましたが・・、色は人の生活に密着したものなので、(色彩学とは言わないが)
大昔から、経験的な、(絵画や染色などの色操作 = 色料の混色技術)が、続いていのですが・・、
 17世紀頃の(近世の科学・工業の発展)に伴って、近代色彩学として光物理が導入されることになりました。
 この光物理の(原理)導入は(未熟な面もあり)、従来からの経験的な色彩と相容れない部分が多く、(心理色彩派と物理派)との対立論争の場となり・・混乱(※)はその後も(現在にも)引き続いた儘です 
※ ←(光と色の加減法混色)・(円板型の色相環など)・・大きな矛盾を抱えたまま。

(色素説)
 大昔から人は、花などの動植物や鉱物など色材料を目印や染料などの(色素、絵具などの微細な粉末)が見えるとされてきました。 (光が色の原因と変わっても、光に色素が付着した、と考えたのです)

(色は人の感覚)
 色は、誰もが(生まれつき)持っている感覚(視覚)です。 私たちの、日常の生活は色(素)操作であり、光の(色素)が見える・・となります。 そしてこの日常経験が、心の奥深くに沁み込んで行き(抜き難く)なります。
 従って学問的な(光の説明)より、(内心では)この経験則(色素論)の方が強く働く、と言う結果になるのです。 ←(色素論に拘る人は、色素の本体を考え、(実物)を分離して証明(見せて)下さい(出来ないなら放棄)デス

(色彩学は心理学)
 色彩感覚は、自然が人に準備した実に巧妙な(およそ人知を超えた)仕掛けです。 現在の科学や知識で解明出来ないものも多いですが、(決して魔法やバテレン術の感覚ではありません)いづれ分かる時が来るだろうと考えて置いときましょう。 ワカラナイから心理に逃げないように(解明の道を閉ざす)しましょう。

(ごめんね、今日は他の用事あって、時間がなく、以上ですが、・・貴方がどのように思っているか?迷っていないか?考えて見て下さい