18、 色の体系 


 色の体系
(全色色票)
 昨日の図で、新色彩の全色の立体配置(6面の中心に向かう色彩度変化)を示しました。
 どの色も中心に向かって、灰色(無色)濁りが入って(色彩度)が下がって行きます。←(中心を過ぎると(補色)に代わって色彩度が上がって行きます)

(色グループ)
 先日(14日)立方体を8分割した色グループのお話をしました(図面は、色変化が分かり難いので、元の立体の頂点を手前に向けたモノでした)。
 8つのグループで8色が基本です。各3面の構成で24色または48色が基本の色数になります。
 いまこの立体(空間)を球形だったと考えると、色方向と球面は垂直になります(第2図)。 つまり夫々の原色を中心に、6つの色が取り巻いた形の色体系になって居ます。 ←(各色の名前の3文字は同じです(例えば赤(LMSxxx)のLMSの順序は入れ替わる)←(練習のため確認してください)

(色の基本要素)
   つまりどの色にも(第2図)のように
 *1、色彩度方向の色の拡がり(色の彩やかさ、色強度)。
 *2、その色系の(左右)回転方向(色相の変化)。
 *3、原色からの(遠近)方向(離反角度、色の純度)。 
  の3つの(独立した)色変化があります。
 ← (旧色彩は、このような色の基本要素は全く不明で、白黒を抜いた色相変化(色相環。色並び)だけでした。

(色のついての話は、ここらで一旦終わりにしましょう(場合によっては、戻りますが)。 筆者は本来電気通信・情報処理が専門で、しきさいは素人です。これより先はゼヒ皆さんで開発して下さい。



 先週までの話で、(ナゼ色が見えるのか?)から(色の構成配置)と(働きと応用面)など・・「新しい色」の基本事項は(ほぼ説明を終えた)と思うのですが・・、 果たしてどれだけご理解戴けたでしょうか?・・。 これまでの要点は
* 旧三原色の根本的な誤りと、それらに伴った、総ての説明やルールの誤り(正しいものは何一つもナイ)。 ←(と全くのオドロキですが、シッカリとこのことを理解して下さい)
* まず、三原色光の間違い。(光の物性が理解出来ず)を可視光範囲を3分割して(色光)としたが、そんな(狭帯域分布)や単一光は存在しなかった。
* 色の原因が分からず、(光と色料)を共に色の原因(色素)に並立させ(加減法混色、色相環、白黒や光強度の排除など・・)総てが混乱しました。

 (新しい色)の要点
* 色とは何か?について
 1、光(電磁波)の実質的な分布状況の違い、
 2、物質による光の(透過や散乱状況)の違い、
 3、人の視覚(特に目のセンサー感度)特性の違い、
  の三者を観察し(その結果を組み合わせた)・・頭脳による色判定だったのです。これまでの話は、最終項の(センサーの観察結果の組合せ)でした。が・・これ等も系統的に正しく掴んで下さいネ・
 (1〜3)の各項については、これから少し詳しいお話をしようと思っています。