06、中心は無色、外へ拡がる色

 

 
 これまでの話は、立方体の外面の色でしたが、これから立体の内部を調べることにしましょう。

(色はベクトル)
 旧色彩では、(色)の本質が不明のため、色に関する規定もなく、取扱いは(曖昧)で、(色=位置など)誤った使用(※)が拡がっています。
 RGB方式では、黒を基点とした(→)矢印で表示されますが、色は先端の位置(基点次第で移動する)ではナク、(→)全体が色(ベクトル)を表しているのです。

※ ←(旧色彩では、色配置を1種類しか考えないので(色=位置)とする(誤り)が多いが・・ 「色は、見た目の配置(位置)ではなく、その色の基点から先端までの「ベクトル(=方向と長さ)」です。 ←(この際ハッキリと修正して下さい)

(色の立方体)
  色立方体の場合、中心のグラフ座標値は(0.0.0)で、長さも方向もありません(だから、まづここを無色 ※)とします。
 だからどの色も、この基点(0)から立体放射状に外に向かって広がるので、夫々が、先端に向かうベクトル(方向と長さ(=色の強さ)になります。

(中心は無色?)
  色体系の基点を座標原点(0.0.0)としたので(立体の中心の色の値は(0で無色)ですが・・、(周囲の8原色が相互に混じり合って(灰色)に見えています)← 無色の原理はやや難解なので、簡単に説明(※)して置きます
  
※ ←(灰色は無色)(無色は、色体系の基点で極めて大切な原理です(分からない人は、結果だけ 丸暗記でも・・)。
 人の視覚には、光源の性質に対する順応性があります。(つまり、色に偏りがある場合など、色感覚を補正(光源の全ての色を平均化した背景色と(対比で色を抜き出す)能力があります。
 だから光源の全ての色が混じり込んだ(空気や水)の色は「背景色(全体色)として(無色に感じる)ように消し去ったのです


(立体放射型の色)
 色の配置について、外から見た模型図で(放射型の説明)をしますが、立体型の拡散を中心から眺めた場合の色感覚とは少し違います。
 私達が、青空や星空などを眺めた場合ですが・・。どこまでの色か?(形や距離感がハッキリしない)ような広がり方です。
 ←(この辺りが、理解できるかナー・・?、貴方の「色の感性」を磨いて下さい)