06、全色の表示

 ≪ 立方体の色の大凡は掴んで頂けたでしょうか・・?、 これから立体の内部の色を調べるので、更に複雑になってきます。 (カラーBoxを作って)片手に持って講座を進めて下さい。 ≫ ≪ 本講座は、筆者が提起する新しい色彩学なので、内容は(独自の理論や考案・発明を集めた)斬新なモノで、類書は全くありません。 本講座の8年分を入れたCDを作ったので、そちらを参考にして下さい(9月26日に案内)≫

 全色の表示

 (色面の積層)
 色立方体の表面を(薄く削ると)、すぐ下の面は、ほぼ同様の色模様になっています。
 詳細に観察すると、周辺の線を除いた、僅かに小さい正方面が、中心に向かうほど小さくなり、それらはすべて相似形の色模様になっています。
 この色面は、(中心に向かうほど小さく、灰色濁りが多くなっています。
 正方面と中心点を結ぶと、積層のピラミッドを逆転させた形(逆四角錘)になっています。(第1図上)

(立方体は同芯立方体)
 色立方体は、上記のような積層の四角錘が6つが集まって構成されているので、立方体全体では、一つの中心点を共有する同芯立方体の集まりです。(第1図下)

(4軸の色変化)
 昨日説明した、立方体を斜めに走る4軸の色変化を、(第3図、右端)に示しました。
 中心に向かうほど灰色濁りが濃くなり、中心では同一色(完全な灰色)になっています。
 ← 旧色彩の色表示では(球形(マンセル)や円錐(オストワルト)や不規則(PCCS)などがありますが、色の変化は(矛盾があり説明できない)分かりません。
 ※ これまでに、立体の表面から内部まで(色の配置を正確に示した)ものはナク、世界で初めてです。
 ← 本図は色軸(KW、RC,GM,BY)に沿って、均等に色変化しているのですが、目は白背景との比較で色を探すので、白に近い色ほど変化が目立ちます。図の中間の灰色は50%の白黒ですが非常に暗く感じます。感覚的には18%程度が真ん中です。


 (全色の表示)
 表面から中心に向かう6つの色面(ピラミッド)の、模様変化を(第2図)に示しました。  この図によって、立体(空間内部)の全ての色が表示されています。
 表面近くの色面では、色の変化が少ないが、中心付近では急速に灰色に変化しています。
← 色立体は3次元ですが、従来の円環型(色相環)は2次元色配置なので、色種(数)の豊富さでは、まさに次元が違うのです


(色軸の目盛り)
 色軸の目盛り表示は(9.8.・・0・・8.9)ですが、これはデジタル表示のためで、詳しい数値範囲は(9.99〜0.499〜-0.499〜-9.99)を表したモノです。

 ※ 説明文は少ないですが、図面を見て立体構造(色模様の変化)を確実に掴んで下さい。