05必ず4色の合成
必ず4色の合成
(直線の色変化)
(第2図、右上)は、Y面の色変化の様子ですが、(さらに右上角)の黄色と緑色の間の色変化は(なだらかに)均等な変化です。←(印刷が悪く緑が強いですが・・)
だから、色は材料の配分比で決まるので、この場合、黄色と緑の配合が(均等に変化した)コトになります。
←(均一な空間では、2点間の色変化(拡がり)は均一で、場所による変化はありません)
(色面での変化)
同じく(第2図)は、Y色面で、黄・赤・黒・緑の4色が、正方形の角から沁み出したように見えます。 色変化を詳細に観察すると(田の字型や扇型でなく)、対抗する2つの色が張り合ったように縦横に2つの色諧調が重なっていました。
(色度の分布)
(第1図)で、色面の対角頂点間の色変化は、[(3→(-1)]です。 また色面は(第2図)のように2組の色変化なので、結局、4種類の色度が(第4図)のように重なり分布した・・もの、でした。
(4色の合成)
立方体の4種類の色諧調を抜き出すと(第3図)のような分布になっています。 どの色も[4種の色(諧調)の合成である]ことに、注意して下さい。
← とくにこれまで、原色は「他の色の混合では作り出せない色」と規定してきたが、違っていたようです。
色の元は原色ではなく、(LMS)などセンサー感度に起因するものでした。 これまでの(独立した色操作が出来ナイ)原因がここに在ったのです。
赤色は(赤、黒、茜、黄色)。 空色は(空色、白、青、緑)
緑色は(緑、黒、青、黄色)。 茜色は(茜色、白、青、赤)
青色は(青、黒、緑、空色)。 黄色は(黄色、白、赤、緑)
黒色は(黒、赤、緑、青色)。 白色は(白色、空、茜、黄)
の混合色だったのです。