29、カラーパレット


表面の色       
(全色の表示)
 これまでの「色の分類」には、光源色と物体色があり、物体色はさらに、空のような面色や物体表面の散乱反射色や水溶液などの透過色・その他・・などがあり、色の実体が何なのか?は全く不明の状態でした。 従って、正しい(色の構成・配置や色範囲なども)全く分からないままでした。
 今回私達は、視覚センサーの動作から、色の(構成・配置・色空間の範囲など)をハッキリさせ、全色の表示操作が。容易に(明快に)出来るようになりました。

(6枚の色面)
 立方体の表面は、6枚の色面(左上から右へ、Y面、C面、P面、下へ G面、B面、R面、の順です)の集まりです。
 色面の四隅はキレイな原色で、この4色の組合せは決まっています。 面内は四隅の色が沁み出し相互に混じり合った形です。
 だから、この4色の組合せなら、相互に混色が可能ですが、他の色を混ぜると色が汚く濁ります。

(全色表示の色数)
 旧来の色並び(色相環)は、円周並びなので、色数は1次元(直線)です。
 立方体は、3次元なので、全色表示(連続・無数)と言っても、次元が違い(まさに桁違い)色数の多さでは全く比較になりません。
 ←(色は連続で色数は無限大ですが、色差で区切ると有限数になり、次元によって総数は大きく異なります
 ←(白黒軸は矛盾で立体色相環は誤りです、かりにこれを認めても、2次元(平面)の数にしかなりません

(ミラクルパレット)
 私達が水彩画などで、色調節(希望の色作り)をするとき、パレットで絵具を混ぜますが、出来るだけ少ない色数で色を合わせをしたいのです。 「キレイな色の組合わせは、必ずこの6面の中にあった」ということです。
 ←(筆者の水彩混色での秘密兵器で(ミラクルパレット)と呼んでいました)