7、私達は動画を見ている


 ≪ 17日の「手違いの原稿(視覚の話)で、話が少し混乱しました。≪視覚の続きで「動画や移動平均の話」の続きを掲載します。 新色彩の色については、来週から始めます≫

 (人の目は動画を見ている) 
 まづ最初に、私達の目がどのように(外の景色やモノ)を眺めているのか?、について説明をします。
 私達が、普段に眺めている景色は(動画)で、技術的には(静止画)と区別されるモノです。
 ← 現在の動画は(多数の静止画を連続的に見せたもの)ですが、技術的に複雑になるので、まづ(一枚の静止画)を完成させてから、その延長として(動画)を考えることにします)。

 (静止画)
 私達は、通常の景色やモノを詳細な動画として観察して居ますが、感覚的には、逆に一枚の静止画(全視野範囲を百万個程度の枡目に細分した)を見ていて、画面の中の人物がが動くように感じています。

 (画素単位)
 静止画のグラフ枡目の夫々を(画素)と呼びますが、(画素の位置は(アドレスが)正確に決まっていますが、データ収集や画像の分解・組立・保存のために、一定の掃引動作(順序に従ったアドレス呼出し、1秒に30〜数十回程度)が行われます。
 画面各部の詳細(明るさや色)は、目の網膜センサーによって(画素単位)で測られますが、頭脳(コンピュータ)が、この画素データを(静止画像に組み上げ)てから(解析・判断・記憶・保存)などに利用して行きます。
  
移動平均法)
 (移動平均は、(瞬時変化の多い現象の変化傾向を見るため)観察データを(一定の時間遅れで(平均値と偏差値)で表す方法です。
 人の目は、画面を動画として見ていますが、同じ位置でも毎回(明るさや色は)変化します。 また画素単位で明るさや色を測りますが、光は(粒で瞬間強度変化)なので、一定間隔ごとに、光の強度を集積して測ります。

(今日の図面)は、三原色感とセンサー感度レベルです。)

 (データの集計)  ←(ここからの図面は明日掲載)
 LMSの3出力は、夫々を別画面のデータとして(移動平均法により、平均値と偏差値の+−データ)の形で集計(※)されます。
 この(LMS)の3種のセンサー情報を直交3軸に配置することによって色が決まります。

(色データと立方体) 
  旧色彩では(表示軸上に直接色が並ぶ)としましたが、新色彩では(lms感度3つので一つの色が構成される)と考えるのです。
 色の要素(センサー感度lms夫々の(+−)のデータ)を、直交3軸に、目盛を合わせて割り振ると、データの基準面や色の配置は、(第1図)のようになります。
 今仮に、(総てのデータ値)が埋まったとすると(第2図)のような色の立方体になります。
 ← 旧三原色のRGBデータ法(第3・4図)と見比べて下さい。