24、センサー感度が色を作る


センサー感度が色を作る  9図 4枚の図

 現行の色彩学では、色の原因を三原色光としたのに(RGB感度が重なったり、等色関数で(−Rの出力)に、慌てふためいています。

(実際の色光範囲と分布傾斜)
 実際の色光帯域は、可視光線範囲よりも遥かに拡かった、のですが、(2センサーの感度差)から実際の(色光の分布傾斜)を知ることが出来ました。

(画面平均と偏差値出力)
センサー夫々は、画素単位で(明るさや色)を測りますが、これを画面全体で集計し(平均値と偏差値)の形で出力します。 ←(実際には常時連続的に計測し移動平均の形で出力をします)

(色データの配置)
 今日の図面(第1図)を見て下さい、新色彩の色立方体の図面で、LMS3軸に新データ(センサー感度の偏差値)を配置して出来上がったものです。
(色の立方体図は、すべての軸データが満杯に埋まったとした場合の色(空間)の範囲です。

(全色空間の範囲)
 新色彩の色立方体は、中心から全方向に拡がる色(第2図)ですが、外から眺めた色配置(外観だけ)なら、RGB立体と同じように見えます。 
 RGB方式(第3図)は、黒点から1象限内に広がる色ベクトルで(大きさ方向とも)全く違っています。

(空間内は全色混合)
 この色立方体は8つの(原色)頂点を持ち(空間)内は、総ての色が相互に混じり合っています。
 立体内部の中心は、全色の混合で(灰色)に見えますが、(これは白紙背景で見るから灰色で、灰色背景なら色が見えません)
 人は通常(何色かを背景に)色を見ています、一般的には、全色混合の灰色を(背景や前景)にして見ていますが(灰色は同色なので色を感じナイ、=無色(透明)と思っています) ←(色差があって始めて色を感じるのです) 

(色の順応)
 LMSの3センサー夫々は。独自のデータ集計をして、各データの平均値を求めますが、実際には、3センサーの値を更にに平均し、その値を桿体センサーのレベルで合わせます
 ←(平均値の方が固定されて、データ探索範囲の方が移動します)。
 これにより、センサーデータの(平均値が中位に保たれるので)色ずれが消えて、自動的に(色順応)が行われるのです。