16、新三原色の光域と色の発生

 新三原色の光域と色の発生 

  昨日は、左側の図面(三原色に見える)の説明だけで終わったので、昨日の図面を再掲しました。
 
(広大な新三原色)
これまでの話で、「可視光域分割の三原色光が色の原因」は誤りで、実際の色光分布は(近紫外線から近赤外線域)の広範囲の光で、その光分布の一部(裾野)が「可視光域からは(分布傾斜)として観察される」と言うものでした。 
 つまり、可視光線範囲で三原色に見えたのは(帯域色光ではナク)、そこの「分布傾斜が色に見えた」のでした。 この(分布傾斜から探った)実際の三原色光の分布域は(第1図)のように広大な範囲に拡がっていた・・ということです。

 (分布傾斜が色になる)
 (右側下) の図面は、このような「光の分布」に対して、(筆者製作の「センサー感度曲線」を当て嵌めたものです)。
 光分布の図は、(本来は)光の強度で上下するものすが目の順応機能(色慣れ)で固定(安定化)されます。

(色紙の反射率と感度曲線)
 (右側上) の図面は、色紙の反射率曲線に、センサー感度(筆者の自家製)のレベルを合わせたものです、が
 このように、目(網膜センサー)が受ける外光の量を調節して、感度を上下させることで、「光の分布(傾斜)を色として捉える」ことが出来るようになります。
 つまり「センサー感度(曲線)と光の強度レベルと分布傾斜の三者の絶妙の組合せが「色の原因(←色のカラクリ)」だったのです。 



(色の原理)
 今回の「(広域光の分布傾斜と、センサー感度曲線)の重ね合せで色が決まる」ことは、これまで誰も果たせなかった・・ 
 ※ ←(大袈裟に言えば、何百年も前から世界中の人が、探し廻った)『色の原理(※)が明らかになった』 と言うことです。
 ※ ← これまで(色の原因とされた、三原色光)は存在せず、これまでの(色彩学)は、「色の原因を(光か色料)かも特定出来ず(理由がないまま、単なる想像で)「色の配置や構成」をデッチ挙げたもので(これらに基づく色彩論など・・)すべて誤りです。