光の分布と色温度の回転 

 4、光の分布と色温度の回転

 ※ 複雑な内容が多いので、昨日の話を持ち越しました。(第1図)について説明をします。

(光の分布域)
(第1図)を参照、 旧三原色のような(分割の光帯域)は存在せず、どの光も200〜250nm辺り?で発生し(色温度ピーク)に向かって上昇し、そこから次第に減衰・下降しながら消滅へと向かい・・ 、特定の波長を持っていません。
 従って、色温度ピークの範囲は有りますが、従来のような(特定の波長や分布帯域)はナク、(可視光線範囲では)ピークに向かう曲線の一部(傾斜度)が見えるだけです。

(温度上昇で傾斜度が変化・回転)
(第2図)を参照、 感度センサーは、(550Hz)付近の2点で傾斜度を測定しているので、低温度では(右上がり)急傾斜ですが、温度上昇に伴い、次第に緩く、さらに逆傾斜になって行く、時計周りです
 ←(チョット目には反時計廻りに見えます(ここがワカリニクイ)が、 ←(550hz)付近の温度別のレベル変化を、夫々を圧縮図面に描いて、比較してみて下さい。)

(傾斜度の回転は分布域の移動)
(第3図)を参照、 色温度光の分布範囲は非常に広く、可視光線範囲からは、その裾野の一部しか見えません。
* 低い色温度(赤色)光では、分布の(短波長=高周波数)側の先端が見えるだけです
* 中の色温度(緑色)光では、分布傾斜は、緩い凸型で(ほぼ水平で)全域の中央だけが見えます
* 高い色温度(青色)光では、分布の(長波長=低周波数)側の先端が見えるだけです
つまり、色温度の上昇に伴い、光分布の大きな山が左から右へ移動するのが見えたのです。

※ ここら辺りがが、本論のポイントで(偉いセンセイほどワカラナイ)、何としてもここを通過して下さい。 ←(どうしてもワカラナイ人は、説明に従って、これらの図面を書き直して見て下さい)

(第1図) 図面の可視光範囲(左側)を注目して下さい、

◎ まづ、2千度の光について見て行きます。
どの光も(200Nnm)辺りで出発してから、レベルが急速に上がって行きます。が
 ← ここで(波を回転するコマと考え)、波長表示を止めて(1500Thz)と周波数表示法に変更します。 ←(c=f・λの変換は、常に出来るように)
* 初め(1500Thz回転)で出発したが、どんどんと回転数を下げ(波長なら長く)て行きます。
* 2000度光のレベルは、それ程大きい変化ではないが、波長(1500nm=200Thz)辺りまでゆっくりと拡大し、その後もゆっくりと減少して行きます。
* これまでの光は、一つの特定波長(周波数回転)が続くモノでしたが、新しい光は、回転数が(固定しないで)時間とともに下がって行きます。
* だから、昔の光分布は、多数の固定した波長光のレベルを表示したものですが、光は固定波長を持たず、常にレベル変化し(固定レベルはナイ)、波長帯域別に、通過したエネルギーレベルを集積して帯域分布とするのです。
← (従来のレベルは、一定の波長(周波数)の光(エネルギー)が(上に重なった)モノでしたが、新しい光エネルギーは、波長(周波数)変えながら(横に流れて)行くモノです。(この光の場合、200テラ、199、198,197・・・テラと順次周波数を下げて行くのです)
* 高い色温度(例えば4000度)の光の場合(図は高レベルですが、光子が何本も重なった図です)、光子夫々の太さは小さく(2000度と変わらない程度)ですが(夫々の、変化の形が温度図曲線)のようになっています。 (蛇が重なって寝ている、と言いました)

◎ 次に傾斜の回転ですが、
 *まづ、L・Mセンサーの感度域は、どちらも同じような形で重なっていますが、正確には、Mセンサー(中心 540nm)、Lセンサー(中心 580nm)の両者で、傾斜回転の中心(560nm)を跨いでいます。
 * 2000度光の場合のレベル変化が(L1→M2)の上昇が
  、2500度光の場合のレベル変化が(L2→M3)の上昇が
  、3000度光の場合のレベル変化が(L3→M4)の上昇が
  、3500度光の場合のレベル変化が(L4→M5)の上昇が
  、4000度光の場合のレベル変化が(L4→M5)の上昇が、観測されたとすると、
 検測した光レベルは順次でずつ上がり、上昇幅は1で同じですが、上昇比は、1/2倍、1/3倍、1/4倍、1/5倍・・ と次第に減少しています。←(つまり(右上がり)の傾斜度が減少し反時計回りです)