光の素子 

 

 3、光の素子 
 昨日の色温度(熱擾乱光)の話は理解して貰えたでしょうか?、新しいシステムや考え方というのは、何度も失敗して(行きつ戻りつする中で、そのうち何時か定着するモノ)で・・、一度でワカリマシタなどは、大抵(マユツバモノ)です。
 ←(筆者の話も、一朝一石に出来たのではなく、何年も苦しみ廻った結果デス)
 ←(落ち着いて、時には目先を変えて、反対から見たり、人の意見も聞くなどすると・・新しい発見がありますヨ)

(光の素子)
 光の素子は、(1図)の2千度の光の何分の一かの強さ、(仮に線の太さ程度と思って下さい。←(物理の書物では、波長とプランクの定数で決められる、となってました)
 だから色温度の高いときは、粒の大きさではなく、数が多く放射されるとします。
 昨日、光が駆け抜けると言ったのは、波長ごとの窓口があったとして、堤灯で窓口を撫でるように照らす、と考えるのです。
 だから、光の素子は野球のボールか竹トンボの羽根のように、初動の回転力が与えられて出発し、回転数を落しながら次第に頂点に向かい、そこを過ぎたら回転数を下げながら余力で次第に弱くなって行きます。
← 光の強さは(太さが変わる糸か紐(ネクタイか蛇が重なった)ように考えます)

色温度グラフ)
  今日の色温度グラフを眺めて直して下さい、色温度が上がると(特定の波長でなく)全体の波長レベルが高くなり(ピーク波長が移動する)ように見えます。
 高い色温度は、下の温度分布を包含したまま、その上に新しい色温度を積算する(下の温度の上に覆い被ぶさる)形になっています。 ←(火山の噴火で、溶岩が古い山を上塗りをして新山が出来た)ように、新しい色温度成分が、より高いピークを目指して、上塗り継ぎ足しをして行くのです。
 光源がエネルギーを失って弱るときは、短波長側から消滅し長波長側が残ります。 

(光の調節)
 光源の発光から消滅までは、一瞬の出来事なので、既に目に入った光を、帯域別に(分割や調節する、三原色に分ける)ことは出来ません。
 ←(波の保存性と言って、一度出発した波は容易に形を変えないのです、光の波は混色シナイ、もこの話です) ここらが,旧三原色と全く発想の違う所です。

(光の分布は光子の変化)
 (光分布)は、波長の異なる数多くの光があるとき、夫々の光の強度を波長別に並べたものでした。
 しかし一瞬の発光でも(波長の異なる多数の光が、(同時に・帯域全体に一斉に)分布するのは(一寸クルシイ)ので、(光源を出発した光の粒(=光子)が、(短→長へ)波長を変えながら飛ぶ、と考えることにします。
 これまでは(光子は光の子供)としたので、波長別の光子が数多く分布するコトになりましたが・・
  光子(粒に見える粒子)は「波長の異なる数多くの波が集まったモノと考えます。
 つまり、個々の光子は、波長やレベルが変化する細長い紐(ネクタイか蛇)のように考えます。(色温度曲線は、数多くの(光子の変化)を集積したモノとするのです。

(分布傾斜度)
 光は、常に(短→長)波長に変化して(特定の波長を持たない)ので。(正確には)(波長別の光の分布)でなく「波長別の(輻射エネルギー)の強度」になります。
 輻射の強度は、色温度(図)のように一意に決まるので、一般的には色温度で表しますが・・、可視光線範囲からでは分布の傾斜の一部が見えるだけです、
  
(センサー感度と光の分布)
 人の目の感度センサーは、可視光線範囲の中程(図面の左、560nm辺り)でレベルを測っています。
 色温度の高い(青色光)では、ピークの近くで測りますが、(赤色光)ではピークが遠く、測定値よりも(レベルが高い)ことになります。 
 ※ ←(ここは、見た目と逆なので、分かり難いところです。(明日の説明と合わせて、落ち着いて考えて下さい)