1,光が色に見える現象


(光が色に見える現象)
 
 (物体の表面が光を散乱するから物の色や形が見える)ので、光が(色の原因の一つ)であるコトに違いはありません。
 旧色彩では、可視光線範囲内を3分割し「赤緑青)の三色光」が色の原因としましたが、間違っていたようです。
 そこで、光の何が色に見えるのだろうか?・・と(光と色の現象)を探ってみました。
 どの本でも、ニュートンの分光実験(スペクトル)から(光は電磁波、波長分布、可視光線から三原色光の加減法則・・などになります。 現象では(虹の原理から、光の屈折、光の散乱、光の回折、光の干渉など・・が出ていました。
 色の話では、(色覚説、 四原色へ変形や、最新の等色関数(数学で色を作り変える?)、などもあります。

(光と色温度
  (第1図)「光と色」の対応に関し、筆者が以前から気になっていたのが、「色温度と空の色の話」(第1図)です。
 鉄などの物体を熱して温度を上げて行くと、はじめ赤黒い色が次第に赤から橙・黄色になり・(無色?)になります、さらに温度を上げると、空色から青空のような色になる、というのです。(実際には燃えて無くなるので、後は理論の話)
 空の色が、数千度とか何万度などと言われて驚きますが、色と温度の対応の話で、実際の空の温度ではありません。
 ←(しかし太陽光の色温度が6千度というのは、地球の空ではなく、太陽ノ表面が現在6千度です、 つまり(光源の色温度)ということで、家庭の電球なら、発光部分(タングステン)の温度です。かまどの炎ノ色(黄色く2〜3千度程度か?)や、ガスなど・・、直接その温度を示しています。

色温度色相環
 朝夕の空が赤や黄色に見えて色温度が低く、昼間の空が青色で色温度が高い・・と、説明されるのですが、筆者には、(・・黄・白・青・・)の変化が、光や虹の七色変化(・赤・橙・黄・緑・青・藍・紫・)の変化と別の(現象)とは思えなかった、のです。

(色紙の反射率)
 そこで、色紙の反射率と較べて見ましたが、低色温度で(赤が多い傾向)はありますが、(青や緑は出力が小さく)今ひとつ分かりません。

(太陽光と電灯光)
 太陽光の分布では、色温度の高い青色が強く、電灯光では、赤色側(低温)に行くほど光が強くなり、太陽光とは逆の傾斜になっています。、太陽光の分布(輻射図)とは同じものですが長波長側に広く分布しています。、参考のために掲載しました。