8極性の色体系

 (8極性の色体系)

 (色操作は職人のカン)
 現色彩学では、三原色説による、6色立体色相環、が「基本の色配置」 とされていますが・・、 (三原色光は存在しない)し、上図のような(6色の円板配置はムリ)で色の構成そのものが(基本的に)誤まっているので、  個々の色の配置や構成・度量など・・、何一つ決まらず・・←色の混合調整(混色)などのルール(※)が出来る筈は無かったのです。
 ※ 絵画など一部の芸人や職人のノウハウの世界でした。

 (現行色彩学は無政府状態
 ← 現行の色彩学の基本は、殆ど総てが18〜9世紀頃までのもので、・・近世以降(光の科学)の導入以来の混乱を引き摺ったままで、新しい意見は殆どなく(有っても言っ放なし)で、新たな(規則や学問体系)となったモノは何一つ有りません。

 (新色彩の話)
 先日から「新しい色彩の話」を集中してきました、おそらく貴方の常識とは違い、容易に呑めないモノが多かった・・?と思います。 それは、貴方の多くの常識(知見や認識による先入観)が、間違っているからです。
 「何を失礼ナ!!・・」と腹が立った人に・・、(敢えて挑発しますが)これまでの「北ノ間論」にトコトン反論を試みて下さい。(新たなコトが見えてくるハズ)

 (新しい色の世界)
 新色彩は、旧来からの色彩学とは、相容れず別感覚の通路も多く(目が廻りますが・・)慌てず落ち着いて・・「色感覚の発生、物理的な条件、   人の感度や色構成のルール、実態的な色の配置、操作法など・・、順序を踏んで進んで下さい。

 (8色の原色極性と4軸) 
 「旧色彩」では、軸の周りで円板状に拡がる回転ゴマ(上段3.4?図)の色体系です。 色の基本の配置や色の構成もあやふやで、何一つ明かに示せず「色の属性」などと逃げているのです。

 新色彩では、このような色コマ4種類が重なって、これまでの単純な立体放射(無極性)や一般的な双極性とは全く違った(4軸8色の色体系)です。
 立体の頂点に向かって8つの原色が(最大極点)で、周辺は同色系の色が(同心三角形に取り巻く)(ローカル色体系)を構成しています。←(右下のローカルカラーの図面参照)  

(色相と色名)
 これまでの話は、主に色相の(種類・並びや配置構成など・・)を説明してきました。が 個々の色を指定する「色名」については、色が立方体型の配置になるので・・、「色(立方体)の3軸座標の値を、そのまま(色名)として割り当てる」という(簡明な方法を採りました。

 (色軸と色諧調)
 (旧来の色方式のように座標軸上には並ばず)、新しい色軸(4本)は、立方体の(中心を通って)斜めに頂点を結びます。 色の配置(諧調並び)色軸に直角な平面の積層になります。

 (全色混合が無色)
 立方体の8頂点は原色で混合したす。 色空間(立体)の内部は、各頂点の色が浸み出して相互に混じり合って灰色(=背景色なので「無色」になって居ます)
 ← これは、各錐体センサーの動作基準(移動平均値)を、桿体レベルに揃えたことによって、「色空間の範囲」を照射光の演色性に合わせるコトになります。

 (明暗と色軸の偏移)
 PCCSやマンセル図でも、色範囲(実態)は、(黄色と青)を結ぶ軸方向に歪んでいます。 
 これは、前項と同様に、色の感度差のため、色の分布が、赤〜緑(黄色)と青色方向に偏るため、明暗軸が、(白黒から青黄色)方向へ偏るためと思われます。

 (色彩度)
 立方体の中心が、全色の中心で(すべての色に補色・背景色を考えて、これを色全体の基点(=無色)とします。 ← このことはきわめて重大です。
 立体中心を無色として、色は中心から立体放射状に拡がるモノとして、色彩度(色の鮮明さ)を考えるのです。

  ☆☆☆  この「無色及び色彩度」は、{先日の「色度=(色の濃度・純度)も同様ですが・・}これまでの色彩では、全く知らなかった新しい概念です。(シッカリと研究して学んで下さいネ・・  ☆☆☆