立体内部の色配置 


 立体内部の色配置

 ☆☆☆☆  (突然の入院で)ご心配を掛けました。 一応帰宅し、詳細は(結果待ち)ですが・・、残していた「色彩度の説明(あと2.3日)で、本講義を終えることにします。 ☆☆☆☆


 (色の配置)
 旧三原色では、色の原因は、(赤.緑.青)の三種類の色素が天然自然に存在するが、この「色素が(色光や色材料に付着ていて)光るのが見える」としています。 だから一般の色は「この三色の混合配分量(比率)で決まる」とされ、色材料の混合・配分の表(立体)が考えられました。
 (絵具のレンガ(または透明なカラーブロック)を積み重ねた、ように考えて・・)
 当初は、単に「色違いを直線的に並べた(七色)モノでしたが、色の周期性から(三原色色環)→ (補色を含む)6色色環、 → (白黒軸を立てた)6色立体色相環へ・・と変わって来ました。

 (色の立方体)
 新色彩では、「色」は、人が感じる感覚で(物質のようには考えない)、視覚システムが光の状態を検測した結果の報告を(判断しよい形に整理して「カラー動画像」で視せてくれたモノです。
 だから、色の配置・構成と言っても、これは色の「感じ方(=感覚)の違い」を表したもので、実際的な物体の配置ではないので注意して下さい。
 
 (色立方体の構成)
 立方体の色がどのように構成されているのか・・についてはこれまでにも何度か触れてきました(図面は、12月3日などを参照)
 * センサー感度(L.M.S.K)は、各自の画素範囲内の夫々の帯域のレベルデータなどの測定をする
 * 各センサーは、データ収集の掃引時まで、データ値を蓄えている。
 * システムは、一定の周期で全画面内を掃引し、データの(交換・収集)の処理を行います、
 * データは(即時動画処理なので)移動平均と偏差(+−)データの形で処理されます。
 * LMSの平均レベルは、Kセンサーのレベルで揃え(規制)されます(順応.無色化)。

 (色立方体の発生)
 * LMSのデータは、直交3軸型の座標の配置にされるので、実際のデータ(色)分布は散開集団に(色空間範囲は色立方体に)なります。
 * 色の立方体(4軸8色頂点)です(表面的な色の配置に限ればRGBと同じです)。
 * 中心の(斜め)向かい側が「補色」で、4つの「色軸(色諧調)」になっています。
 * 8隅の色は相互に混じり合い、中心は(背景が白だから)灰色に見えますが「無色」です
 * だから逆に、中心の無色から外に向かって「色が立体放射状に外へ拡がっている」とします。