色度の計算  


色度の計算

 皆さん!、昨日の話は如何だったでしょうか?・・。
 これまでの色彩学は、三原色説を基本としたモノ・・でしたが ??・・

(色方式の違い)
 「光の三原色や、色の三原色、六色色相環、やRGBデータ法、その他・・」、時に応じてイロイロ出されて、どの方式のコトなのか?、指定がないと、何のコトなのか、サッパリ話が進みません ←(色の世界では、何一つ決まったモノがナイのです)。
 今回は「色の配置について」の話なので、旧色彩の代表は「六色立体色相環」ですが、(数理的な解析には全く耐えない)ので、RGB方式での特徴も合わせて見ることにします。

 (色の明暗)
 旧色彩では、色は三原色(素)の混合配分で決まる、として(赤.緑.青)の三原色を、平面極座標の3方向に配置しました。 ←(後に、色の明暗から白黒軸を円板中心に立てましたが、色の明度と矛盾を生じたママです)
 ← 従って、立体色相環で上下が色の明暗と言ってますが・・(軸の高さ?、角度か?、色で明度が違い、定まった度数がナク、白黒と明度混同など・・(彩度や明度の色感は)あやふやで、色の構成要素や原因として扱えません)

 (白黒写真)
 いまでは、家庭のプリンタで、カラー写真も簡単ですが、50年前は白黒写真しかなく、家で写真を焼くのは大変な作業でした。
 今はカラーが当たり前で、白黒写真が欲しい時は、カラー写真から(色を抜き去って白黒だけを残す)ことになります。 と言うと大変な作業のように思われますが、・
 現在は(デジタル処理が進んだので) カラー写真の各点の、色データの値(Ra,Gb,Bc)を →{(Ra+Gb+Bc)/3}(絶対値)で、白黒データの出来上がりで、これを計算します。
 Boxを(黒下ー白上)に置いて下さい。 黒〜赤、黒〜緑、黒〜青、の高さはどれも白黒軸の(1/3)の高さです。つまり各色の3色成分が白黒に寄与する率は、自分の色度の(1/3)だったのです。

 (他の軸の色度)
 白黒の色を構成する(RとGとB)の数値を足し合わすと、白黒度が出せました。
 だから、他の色の場合も同様に、色を作る要素軸{ 赤色なら(R.M.Y)、緑色なら(C.G.Y)・・(12.01の表を参照)}の値を足し合わすと、「色度」が求められるハズです。

 (Excel計算表)
 Excelによる色度の計算例を、上の図に示しました。 該当の色に対する4色の配分比を見て下さい。 

 ☆☆☆ (貴方の感覚とピッタリ一致する・・、と思いませんか?) Excelプログラムで、納得が行くまで、実際のデータで試して下さい。 ☆☆☆
 これなら、ペイントの色配分もピッタリの筈です、(実験した人は、レポートを下さい)

 (実際の計算法)
 *1、現在、色のデータ値は、すべてRGB方式なので、(YKカラー方式)に変更するために
   全ての座標点に{一定の値(−128)を加えて}座標値の移動を行います。
 *2、各色度は、色を構成する軸の値(3つ)を 集計します。
   黒→白度は、(+R)(+G)(+B)の値を合計します。 
   赤→空度は、(+R)(-G)(-B)の値を合計します。
   緑→茜度は、(-R)(+G)(-B)の値を合計します。
   青→黄度は、(-R)(-G)(+B)の値を合計します。
 反対の色(白→黒度)は、RGBの負値扱いで自動的に計算されています。

 ★★★★  明日からお休みをイタダキます ★★★★
 まことに申し訳ナイのですが・・、医師から(再手術のため)入院命令が出たので、明日からお休みをイタダキます。 (日程は、ヨケレバ(前回と同じなら10日程度)と思います・・が。 
 講義としては、あと少し「色彩度」について、の説明が残っていますが、(年内帰宅で講義終了のツモリでしたが・・ (本年3月8日頃)(2013.9.11)を参照して下さい。